レディー・ガガ「サイズを気にする社会は醜い」
レディー・ガガの激太りが世界中で話題になり、CNNのようなニュース局まで彼女の体重の増加を報道しているなかで、ガガ本人はそうした社会の風潮を批判するようなメッセージをツイッターに書いている。
「私がどんな状態であろうと変わらずに愛してくれ、真の美しさと思いやりを知っているファンに感謝しています」とツイートしたガガは、豊満な肉体で知られたマリリン・モンローの写真を投稿し、「0サイズでない自分は醜いと思っている全ての女の子たちへ。あなたは美しい。醜いのは社会です」という言葉を写真の脇に掲載している。さらに、自らの激太り騒ぎを揶揄するかのように、パリではまるで風船を服にしたようなデザインのブルーとピンクのドレスを着て登場し、体の線が全く見えない状態で街を歩く姿を撮影されている。
NME.comは、ガガが所属レコード会社から最低でも体重を11kg落とすように命じられたと伝えており、体重を落とすまではステージ衣装も変更するように言われたという。「ガガの丸くなった体にはタイトで露出度の高い衣装は似合わないので、ユニバーサルの幹部たちは、もっとガガの体を綺麗に見せ、彼女の現在のサイズに合った衣装を作ってツアーを続行するようにと命じたようです」と関係者が語っている。
ガガは、ピザやパスタに目がなく、もともと太りやすい体質だったことを以前から認めており、今年2月には高校時代に摂食障害にかかっていたことを告白し、「学校ではいつも吐いていた。バレリーナのような体型になりたかったのに、私は父親が毎晩ミートボールを食べているイタリア人家庭の娘だった」と語ったばかりだった。【UK在住/ブレイディみかこ】
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