クール&スタイリッシュ!大人を魅了する「牙狼」スクリーンに復活
2005年10月、テレビ東京系深夜枠で放映された特撮ドラマ「牙狼<GARO>」。“陰我”と呼ばれる闇に寄生し、人を喰らう魔獣ホラーと、ホラーを倒す役目を負った魔戒騎士の最高位となる「牙狼」の称号とその証でもある黄金の鎧を受け継いだ青年・冴島鋼牙の戦いを描いた同作は“ミッドナイトアクションホラードラマ”というジャンルを確立。その後も2006年のテレビスペシャルや2008年のパチンコ化、劇場版『牙狼 GARO RED REQUIEM』(10)の公開、2011年にスタートしたテレビシリーズ第二弾「牙狼<GARO> MAKAISENKI」と幅広いメディアで人気を博し、ファンを次々と生み出している。
本作の魅力は何と言っても監督の雨宮慶太が創り出した伝奇的な世界観と、それを極限まで再現したハイクオリティ映像、そして主演の小西遼生の熱演だ。雨宮監督は「時空戦士スピルバン」をはじめとする特撮ヒーロー作品でキャラクターデザインを手がけたのち、『ゼイラム』(91)で映画監督デビューしたマルチクリエイター。イラストレーターとしても希有な才能を持つ彼が描く“筆文字”を使った、和風かつスタイリッシュな演出やリズミカルで美しい剣戟シーンは、まさに雨宮監督の真骨頂と言えるだろう。そして、熱い魂を持ちながらもクールに振る舞う主人公・鋼牙を演じる小西遼生の、白いロングコートをさらりと着こなすことができるルックスや難しいアクションシーンも難なくこなす程のずば抜けた身体能力は、女性のみならず男性をも虜にしたのだ。
そんな大ヒットシリーズの最新作でもある劇場版第2弾『牙狼 GARO 蒼哭ノ魔竜』が2月23日(土)より公開される。今回描かれるのは、大いなる力「ガジャリ」と契約した鋼牙が“嘆きの牙”と呼ばれる、次元の狭間から出現する魔竜の牙を持ち帰るために向かった約束の地で、数々の困難と対峙するという、テレビシリーズ第2弾に連なる物語だ。約束の地に出現する青の館の主カカシという新キャラクターだけでなく、零や翼やレオらお馴染みの魔戒騎士&魔戒法師も活躍する劇場版最新作『牙狼 GARO 蒼哭ノ魔竜』。新たな伝説の幕開けの目撃者となるべく、是非ともスクリーンに足を運んでもらいたい。【トライワークス】