これぞ驚きの74歳!ジェーン・フォンダが40年ぶりにフランス映画で主演
これまで7度もアカデミー賞にノミネートされ、そのうち2度も主演女優賞を受賞している名女優ジェーン・フォンダ。そんな彼女が、40年ぶりにフランス映画に主演し、大きな話題となっている。それが11月3日(土)より公開されている映画『みんなで一緒に暮らしたら』だ。
『荒野の決闘』(46)のワイアット・アープ役が有名なヘンリー・フォンダの娘として生まれ、同じく俳優のピーター・フォンダを弟に持つなど、芸能一家に生まれ育ったジェーン。雑誌のモデルなどを経て、1960年に映画デビューを果たした後、1971年には『コールガール』で、1978年には『帰郷』で、オスカーに輝いている。一時は映画界を離れていたものの、2005年からは15年ぶりに女優復帰し、今では言わずと知れた大御所女優だ。
そんな彼女が主演する本作は、平均年齢75歳の老人たち5人が、初めての共同生活に挑戦する物語。どこか愛らしい5人の老人たちが、コミカルなやり取りを繰り広げながら、それぞれの余生に向き合っていく姿が描かれ、フランス、ドイツで100万人動員の大ヒットを記録した。
本作で、ジェーンは74歳とは思えない若々しさ&キュートさで堂々映画の華となっている。知的で美しく、些細な仕草一つでも際立った存在感を放っており、「往年の」という枕詞が不要なほどの名女優としての健在ぶりに、新たに魅了されてしまう若い映画ファンも多いはずだ。
現在製作中の米ドラマ「Now What?」で、テレビシリーズに初めてレギュラー出演を予定しているなど、精力的に活動するジェーン・フォンダ。11月22日(木)には彼女の代表作の一つであるSF映画『バーバレラ』(68)も初ブルーレイ化されることも決まっている。当時の美しさを振り返りつつ、彼女の魅力を是非とも劇場で堪能してほしい。【トライワークス】