『ホビット』公開を記念し、大阪府堺市とホビット庄の仮想姉妹都市提携が決定!
J.R.R.トールキンによる「指輪物語」の前日譚を3部作で映画化した第1弾『ホビット 思いがけない冒険』が12月14日(金)より公開される。11月14日(水)、大阪府堺市の定例記者会見で、本市と『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、そして『ホビット』シリーズに登場する、主人公の故郷ホビット庄との仮想姉妹都市提携を締結が正式に発表された。
ホビット庄は、平和と自由を愛するホビット族が自治する美しい村。堺市は、戦国時代に有力な商人によって自治が行われ、平和な自由都市として繁栄した歴史を持ち、自治、自由というホビット庄との共通点から、堺市側から映画配給会社に、仮想姉妹都市提携を提案。『ホビット』3部作は、堺市と姉妹都市提携を結んでいるニュージーランドの首都ウェリントンで撮影が始まったというゆかりもあり、今回の締結に至った。
ピーター・ジャクソン監督は「私の理解するところでは、堺市は16世紀に日本における重要な貿易港として栄え、後に伝統的なものを数多く開発し、日本国内だけでなく世界に広めたとのことです。それを踏まえ、このような歴史ある街とホビット庄が提携するということは、大変ユニークでエキサイティングなことだと思います。これを機に、ホビットの世界に堺市の方々が共感してくださればと思います」と願いを込めた。堺市の竹山修身市長は「今回、仮想姉妹都市提携に至ったということで、非常に嬉しく思っています。仮想姉妹都市提携については、ウェリントン市からも、『非常に面白い。今後、共同のプロジェクトを企画しましょう』というお声がけもいただいており、世界に堺の名前を発信できる良い機会となるのではないかと思っています。映画は、3部作を予定しているということで、これからもっと大胆な企画ができるのではないかと、私自身非常にワクワクしています」と大きな期待を寄せた。
これを記念した試写会とパネル展も開催される。パネル展では、仁徳天皇陵古墳が望める堺市役所21階展望ロビーと、堺が誇る伝統産品を紹介する堺伝統産業会館の2ヶ所を会場に、『ホビット 思いがけない冒険』の場面写真パネル数十点の他、登場人物の等身大パネルも展示し、一緒に記念写真を撮ることもできる。パネル展に併せてスタンプラリーも開催され、コンプリートした方の中から抽選で『ホビット』オリジナルグッズをプレゼントする。【Movie Walker】