『悪の教典』上映会で大島優子が目に涙を浮かべ退場「この映画が嫌いです」
三池崇史監督が伊藤英明主演で貴志祐介の同名小説を映画化した『悪の教典』(公開中)。本作のAKB48特別上映会が11月18日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ行われ、メンバー38名が鑑賞した。本作を観賞した総合プロデューサーの秋元康が、そのエンターテインメント性と芸術性に感銘を受け、メンバーにも映画を見て勉強してほしいと、本上映会を企画。また、伊藤はAKB48の12thシングル「涙サプライズ!」のプロモーションビデオに英語教師役として出演したことがある間柄だ。
生徒からハスミンという愛称で呼ばれ、人気を誇る高校教師がクラスの生徒全員を惨殺する姿を描き、その残虐な描写からR15+指定されている本作。上映が終わると、その衝撃的な内容に大島優子が目に涙を浮かべて退場。本作について聞かれ、大島は「私はこの映画が嫌いです。命が簡単に奪われていく度に、涙が止まりませんでした。映画なんだから、という方もいるかもしれませんが、私は駄目でした。ごめんなさい」と言葉を残した。
伊藤が突然、ショットガンを手に現れると、会場は阿鼻叫喚の悲鳴があがった。本作のような衝撃的な映画を見たのは初めてだったという秋元才加は「こんなに怖い映画を見たのは初めてでした。それに英明さんがショットガンを持って登場したのが本当に怖かったです」と、感想を述べている最中も、恐怖のあまりに震えが止まらない。柏木由紀は「衝撃の連続で、思わず目をつぶってしまいそうになりましたが、最後まで見逃したくありませんでした」と本作の感想を語り、伊藤の印象を「英明さんが『涙サプライズ!』の時とあまりに違いすぎて、人間不信になりそうなくらいでした」と明かした。
そんなメンバーの反応を見た伊藤は、「皆さんのような国民的アイドルグループが見に来てくれたことが本当に嬉しいです。一生懸命作った作品を、皆さんがここまで入り込んで見てくれて感動しました」と語った。
本作は第7回ローマ国際映画祭での公式上映では上映終了後、4分半にわたるスタンディングオベーションを受けた。11月10日に初日を迎え、11月18日時点で興行収入20億円を目指せるヒットスタートを切り、既に動員60万人を突破している。【Movie Walker】