『劇場版 HUNTER×HUNTER』メインの敵役声優に藤木直人!デビュー17年目で声優初挑戦
1998年から連載されている冨樫義博のコミックを、連載15周年にして初の劇場版アニメ化した『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影』(2013年1月12日公開)。本作のメインの敵となるオモカゲの声を藤木直人が演じることがわかった。藤木が声優に挑戦するのは、デビュー17年目で初となる。
オモカゲは原作で人気の盗賊集団・幻影旅団の元メンバーで、ずっと謎とされていた人物。「今までやったことのあまりないタイプの役だった」という、自身のキャラクターとは対照的な悪役を熱演している。「オモカゲには大物感と色気が必要だったので、藤木さんの幅広い演技力と、大人の落ち着いたセクシーな声にオモカゲを感じてオファーさせていただきました」というプロデューサーの期待に応えるかのように、声優初挑戦とは思えない堂々とした立ち振る舞いを見せた。
藤木は初の声優挑戦とあり、アフレコ前に自分で声を吹き込み、監督に事前確認をしてもらう姿もあった。バトルシーンも多く、「ドラマや映画では絶対に言わないようなヒールっぽいセリフが多く、難しかった」と苦労を明かすも、アニメならではのセリフや、必殺技の掛け声などもあるなか、持ち前の演技力でカバーしたようだ。「大学時代は週に5誌以上、漫画雑誌を買うほど漫画を読んでいましたが、大学を卒業する時に『大人になるってどういうことだろう?』と考え、漫画断ちをすることにした」という藤木は、今回のオファーを受け、「HUNTER×HUNTER」を読み込み、原作でも大きな謎とされていた重要な役に取り組んだ。
本作の主題歌には、ゆずの歌う「REASON」が起用され、物語の鍵を握る少年・パイロの声を川島海荷が演じる。【Movie Walker】
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