『アウトロー』予告編公開!原作者リー・チャイルド「キャスティングも見事だ」
トム・クルーズが主演を務め、元米軍の秘密捜査官にして流れ者の男を演じる『アウトロー』(2013年2月1日公開)。本作の予告編動画が公開され、小説「ジャック・リーチャー」シリーズを生み出した作家リー・チャイルドのインタビューコメントが到着した。
リー・チャイルドは本作について、「とにかく長年の夢が叶ったよ。僕の半生をかけて書き続けてきた作品が映画化されること、しかもトム・クルーズを主演に迎えた超大作だということで二重に嬉しい。一流のスタッフ、完成した作品の素晴らしい出来栄え、そして全世界公開。いきなり最上級の公開ということで最高に幸せだと思う」と映画化の喜びを語る。さらに「キャスティングも見事だ。ロバート・デュバル、リチャード・ジェンキンスが出演しているなんて夢のようだ。今日のアメリカ映画があるのも彼らのような俳優のおかげだ。またドイツの巨匠ヴェルナー・ヘルツォークを一見すれば誰もが身震いするだろう。ロザムンド・パイク、デヴィッド・オイェロウォ、ジェイ・コートニーのキャスティングも秀逸だ」と高く評価しており、「ジャック・リーチャーはアメリカ人ではあるが、それだけの存在ではないんだ。堂々たる一匹狼、謎に満ちた流れ者、諸国遍歴の騎士である彼は、普遍的な神話のような存在だ。どの国のどの文化にも、そしてどの時代にも彼のような男に関する歴史や物語が存在する。そしていつでも危険な街があり、悪人がいる。誰もが理解できるようなキャラクターたちや状況が描かれたヒューマンなストーリーなんだ。6発の銃弾と5つの死体。的を外れた1発の銃弾の行方と、揃い過ぎた証拠という2つの細い糸がリーチャーの頭の中でつながり、彼は、刻一刻と巨悪化する陰謀を解明してゆく。その間、観客はずっと彼を見守っている。声援を送ったり恐怖のあまり息をのんだりしながらね」と作品の印象を語った。
本作は『ユージュアル・サスペクツ』(96)の脚本でオスカーを受賞、『M:I』シリーズの次回作の監督として現在最有力候補であるクリストファー・マッカリーが監督・脚本を務め、トムの黄金期を構築した立役者と言っても過言ではないプロデューサーのポーラ・ワグナーと6年ぶりのタッグが組まれた。トム・クルーズの新ヒーロー、新シリーズとして注目したい。【Movie Walker】