キャサリン妃、第一子は女子でも王位継承!
英国王室のキャサリン妃が妊娠を発表したが、来年誕生するロイヤルベビーは、英国王室の歴史の新たな一歩を飾る赤ん坊になることが明らかになった。
王位継承法の改正により、ウィリアム王子とキャサリン妃の第一子は、男女の性別とは関係なく、平等に王位を継承することができるようになった。英国政府とオーストラリア、バハマなどの15の英連邦王国は、2011年10月に男子に王位継承の優先順位を与えていた法を廃止するという改正案で合意しているからだ。
英国では、直系男子の王位継承が優先されてきたが、たとえば、エリザベス女王のように男の兄弟がいなかった場合には王位を継承することができた。しかし、今回の法の改正により、キャサリン妃が出産する長子が女子だった場合、たとえ、その後に男子が生まれたとしても、長子である女子がそのまま王位を継承することになる。英国のデビッド・キャメロン首相は、「簡単に説明すれば、ウィリアム王子とキャサリン妃の第一子が女子だった場合には、彼女が女王になるということです」と語った、と英紙デイリー・メイルが伝えている。
政府が王位継承法改正に動いたのは、第一子妊娠、出産に当たってのキャサリン妃のプレッシャーを軽減するためだったとも言われており、「男子に優先権が与えられるという考え方は古すぎる」という近年の世論の盛り上がりもあった。【UK在住/ブレイディみかこ】
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