女優1万人対男優70人!AV業界衝撃の真実とは
アダルトビデオ(AV)誕生から30年。華やかにして艶やかな女優たちの影で、業界を支え続けるAV男優たち。そんな彼らにスポットを当てた異色ドキュメンタリー『セックスの向こう側 AV男優という生き方』が2月23日(土)より公開される。
本作に登場するのは、黎明期を支えたベテランから現在活躍する若手まで総勢18名。まずは、この人抜きでAVは語れない“ゴールドフィンガー”の持ち主、タカさんこと加藤鷹、1980年代を代表する名優・速水健二&日比野達郎、「秘密戦隊ゴレンジャー」でモモレンジャーにも扮していた元スーツアクターの栗原良。往年の名優・嵐寛寿郎の甥で、居酒屋も経営する山本竜二。1990年代を代表する男優、チョコボール向井を師匠と仰ぐマッチョ系のミートボール吉野。元祖キモメン俳優の吉村卓に、業界1、2を争うモノの持ち主・沢井亮。そしてマツコ・デラックスの勧めで業界入りした売れっ子男優のしみけん、女性に人気の細マッチョ系・黒田将稔といった知る人ぞ知る人気俳優たちばかり。
現在、推定1万人はいると言われる現役AV女優に対し、男優はわずか約70人。一人当たりが絡んだ女優は数千人にも達すると聞けば、なかには羨ましいと思う輩もいるかもしれない。だが、現実はそんなに甘くはない。現在、女優もしくは企画こそ第一とされるAV業界において、よほど人気者でない限り、ユーザーの邪魔にならないように顔は映されず、たとえ映ったとしても腰から下だけ。さらには出演していても、スタッフロールに名前がクレジットされることはないなど、AV男優たちにとっては厳しい冬の時代と言えるのだ。
作中ではインタビューを通じ、女性感やセックス感、仕事感などAV男優たちのパーソナリティに迫る他、知られざる業界の裏側も明かされる。男性にとって、夢の職業とも言われるAV男優という仕事。だが果たして本当にそうなのか?男性はもちろん、女性も一見の価値ありだ。【トライワークス】