R指定でも『テッド』大ヒット!中年不良クマなのに友情に熱いテッドに感激

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R指定でも『テッド』大ヒット!中年不良クマなのに友情に熱いテッドに感激

命が宿ったテディベアのテッドと中年男性とのおかしなやりとりを描いた『テッド』が1月18日より公開されている。本作公開に先駆けて行われた試写会上映後のアンケート調査には、20代から30代までの男女が回答。9割以上が、85点から100点までの高得点で評価した。少年ジョンの願いで命を宿した、見た目は愛らしいテディベアのテッドが、年を重ねて中年不良クマへと成長してしまうという斬新なストーリーと、酒・女・ドラッグが大好きというテッドに、女性からは「テッド、オヤジのくせにキュート過ぎ!」「私がテッドを養ってあげたい」「太い眉毛が可愛すぎます!」という声が多く挙がった。

男女共に目立ったのが「想像していたよりも感動した!」という意見で、「こんなに馬鹿らしいのに笑って泣ける映画は初めてです。テッドのファンになりました!」(20代・女性)、「想像以上に友情に熱いテッドに感激!何だかんだで良い奴ですね」(30代・女性)、「笑いあり、涙あり、そして下ネタあり!何だか懐かしさも感じました」(20代・女性)、「他の映画の小ネタも満載で映画ファンの心もがっしりつかんでくる。ファンタジーとしてもコメディとしてもよくできた作品だと思います」(40代・男性)と、テッドの破天荒ぶりを目当てに見に行った観客は、ジョンとテッドの友情から生まれる感動と、コメディなのに泣けるという本作のストーリーに驚きだったようだった。

本作の脚本を手掛け、監督、プロデューサー、テッドの声まで自ら担当しているセス・マクファーレンは、「現在のハリウッドのコメディ映画スタイルは強烈なリアリズム一辺倒なんだ。とにかく、ただリアル、リアル、リアルの一本やり。1980年代には、『ゴーストバスターズ』(84)や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)のような映画があったし、コメディ映画がファンタジーの要素を含んでいた。最近では、その手の映画はほとんどないし、大人向けコメディでは皆無だ。『テッド』は現代的で、シュールなアドリブ的コメディーと、1980年代のファンタスティックなスピルバーグ的マジックの混合なんだ」と話し、本作を1980年代に存在していたコメディとファンタジーを融合した作品にしたかったのだという。

アンケート結果からも“笑いあり・涙あり”がうかがえる本作。セス・マクファーレン監督が「R指定の『E.T.』(82)のように見てもらえたら嬉しい!」と語るように、是非ともファンタジー×コメディ×セクシーさが融合したR指定映画を劇場で堪能してほしい。

その『テッド』は全国134館253スクリーンで1月18日に公開され、大ヒットとなっている。1月18日の動員5万7669人、興収7779万7700円、19日の動員10万8832人、興収1億5461万3500円、20日の動員12万749人、興収1億7153万7500円で、土日の累計動員22万9581人、累計興収3億2615万1000円。さらにオープニングを含む3日間の累計動員28万7250人、累計興収4億394万8700円という結果で、都市部を中心にレイトショーの回まで売切続出となった。また、若年層中心のため、ネットでの予約が非常に多かった。【Movie Walker】

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