アクション映画界はオーバー50だらけ!?
『エクスペンダブルズ』(10)や『RED レッド』(10)辺りから、アクション映画で活躍目覚ましいのが50歳以上の俳優たち。この業界を語るうえで欠かせない二大スターの新作がこの春、相次ぎ日本に上陸する。
一本はジャッキー・チェン(58歳)主演&監督作『ライジング・ドラゴン』(4月13日公開)。還暦間近のジャッキーがトレジャーハンターに扮し、ローラーブレードを全身に装着してのチェイスや、1980年代を思わせるカンフーを炸裂!しかし、ジャッキーがノースタントのアクションはこれがラストと発言したものだから、今作が最後のアクション大作としてファンを騒然とさせているのだ。
もう一本は、元カリフォルニア州知事アーノルド・シュワルツェネッガー(65歳)の10年ぶりの主演作『ラストスタンド』(4月27日公開)。保安官に扮した65歳のシュワちゃんがお約束ともいえる絶体絶命のピンチに陥り、不屈の闘志で立ち上がるという、こちらはファン待望の復帰作といえそうだ。
去る者あれば、来る者あり。アクション映画業界は入れ替わりが激しい、と言いたいところだが、実はそうでもない。シュワちゃんやジャッキーなど、アクション映画界はオーバー50の俳優だらけで、今や若手の出る幕はないと言っても過言ではない。長年、体を張って築き上げてきた彼らのキャリアは肉体となり、そして強烈なインパクトに。誰にも動かせないそのどっしりした存在感の前では、若者のフレッシュな魅力が霞んでしまうのも当然だろう。
今後もシルヴェスター・スタローン(66歳)の『バレット』(6月1日公開)、ブルース・ウィリス(58歳)の『G.I.ジョー バック2リベンジ』(6月8日公開)、トム・クルーズ(50歳)の『オブリビオン』(5月31日公開)などが控えている。彼らを脅かす新星が現れるのは、果たしていつのことやら!?【トライワークス】
※各俳優の年齢は4月6日時点のものです