Q・タランティーノ×RZA『ザ・マン・ウィズ・ザ・アイアン・フィスト』の邦題&日本公開決定!
クエンティン・タランティーノ・プレゼンツによるラッセル・クロウ×RZA×ルーシー・リュー共演のアクション『ザ・マン・ウィズ・ザ・アイアン・フィスト』(原題)。本作の邦題が『アイアン・フィスト』に決まり、8月に日本公開されることがわかった。
舞台は19世紀、様々な部族の争いが日々巻き起こる生気を失った中国の街、ジャングル・ヴィレッジ。街の中心にある、娼館ピンク・ブロッサムは唯一争いの起こらない特別な場所だった。ある日、後継者問題で起きた族長暗殺によりライオン族で内部紛争が勃発、その抗争が他の部族を巻き込んだ大きな抗争となる。そして思惑の異なる者たちがジャングル・ヴィレッジに揃い、ついにピンク・ブロッサムを舞台に魂をかけた闘いが巻き起こる。
本作のメガホンを握るのは、ウータン・クランのリーダーとしてヒップホップ界を牽引しながらも、99年にジム・ジャームッシュ監督の『ゴースト・ドッグ』で出演、音楽を担当し映画デビューを果たし、その後も『コーヒー&シガレッツ』(05)出演など音楽のみならず役者としても活動しているRZA。
『キル・ビル』(03)の音楽を担当し、クエンティン・タランティーノ監督と出会い、クエンティン・タランティーノ監督の最新作『ジャンゴ 繋がれざる者』(公開中)の音楽も担当。幼い頃から中国の武侠映画や日本の時代劇に惹かれていたというRZAのカンフー映画に対する想いと構想を形にするべく、RZAの監督デビュー作をクエンティン・タランティーノが全面サポートした。脚本には『キャビン・フィーバー』(02)、『ホステル』(05)のイーライ・ロスが担当する。
主人公アイアン・フィストを演じるのは、『アメリカン・ギャングスター』(07)、『ファニー・ピープル』(09)の演技で評価を得たRZA本人。とある抗争に巻き込まれ両手を切断されてしまうが、アイアン・フィストを装着して復讐を遂行する寡黙な男を熱演している。
また、『アメリカン・ギャングスター』の共演で意気投合したラッセル・クロウがアイアン・フィストと共闘、今までの彼のイメージにない三枚目を好演。『キル・ビル』で音楽にも関わったルーシー・リューも出演し、娼館ピンク・ブロッサムの女将を艶やかに演じ、男たちを翻弄、本格アクションを披露している。【Movie Walker】