オスカーで業界のドンに背いたドレスを着た『ジャンゴ』女優がピンチ!?

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オスカーで業界のドンに背いたドレスを着た『ジャンゴ』女優がピンチ!?

第85回アカデミー賞では、メディアの注目はアン・ハサウェイの“乳首ドレス”に集中し、アンが長年の友人ヴァレンチノ・ガラバーニのドレスを着なかったことへの不義理さが、集中砲火を浴びることとなった。

しかし他にも、敬意を示すべき人に敬意を示さず、業界での立場が危うくなっている女優がいるという。

その女優とは、クエンティン・タランティーノ監督作『ジャンゴ 繋がれざる者』(公開中)でジェイミー・フォックス扮するジャンゴの妻を演じたケリー・ワシントンだ。

『ジャンゴ』は、これまでにもリスクを恐れず、多くのアカデミー俳優を数多く輩出しているワインスタイン・カンパニーが手がけており、業界の重鎮ハーヴェイ・ワインスタインが、総製作指揮を務めている。

そのハーヴェイの妻ジョージア・チャップマンは、セレブ御用達のマラケッサと共同でファッションレーベルを立ち上げており、ケリーは、ハーヴェイの妻が手がけたドレスをアカデミー賞の授賞式に着る予定だったにもかかわらず、最後の最後でミュウ・ミュウのドレスに心変わりしたらしい。

「ケリーがやったことは、キャリアの面で自殺行為としか思えませんね。裏切り行為として、ケリーとハーヴェイの妻は長年の親友なのに、その友情関係にもひびが入ってしまったことは間違いありません」と、関係者がデイリー・メール紙に語っている。

しかし、ハーヴェイに不義理なことをしたのは、ケリーだけではないという。

「ワインスタイン・カンパニーが手がけた『世界にひとつのプレイブック』(公開中)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンスも、マラケッサとジョージアのドレスではなく、ディオール・オートクチュールのドレスを着た、いわば不義理な女優です。でもジェニファーは、ディオールのハンドバッグの広告塔に選ばれていることから、ディオールを選ぶことはある意味では正当であり仕方のない選択で、ハーヴェイが文句を言える立場ではない」

「それでも、受賞スピーチでハーヴェイとデヴィッド・O・ラッセル監督の名前を言わなかったことで、直接本人に謝罪するだけでは済まされず、特にハーヴェイは、謝罪文を出す必要があるくらいの、映画界のドン的な存在です。彼に嫌われたら、アカデミー賞が遠のくどころか、業界で生き残ること事態を不安視するのが普通だ」そうだ。

ジェニファーはベストドレッサー、ケリーのドレスも評判がよかった一方で、マラケッサのドレスを着ていたオリヴィア・マンはワーストドレッサーに選ばれており、ふたりともファッション面での選択は大正解だったのかもしれない。しかし、ケリーに関しては、今後のキャリアの行方が気になるところだ。【NY在住/JUNKO】

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