『探偵はBARにいる2』大泉洋と尾野真千子の舌戦に会場も大爆笑!
大ヒット&ロングランを記録したハードボイルドエンタテインメントの続編『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』(5月11日公開)。完成披露試写会が3月27日に丸の内TOEIで開催され、大泉洋、松田龍平、尾野真千子、渡部篤郎、橋本一監督が舞台挨拶に登壇。再び当たり役を演じた大泉は「いやあ、何という人気でしょうか。あっという間に終わっちゃう映画になっています。上映時間は10分!お見逃しなきよう」と持ち前の明るさで挨拶、会場の爆笑を誘った。
北海道在住の作家・東直己による人気探偵小説を原作に、主人公の探偵と相棒の高田が様々な事件に挑む姿をユーモラスかつスリリングに描き出す本シリーズ。今回は友人のオカマ・マサコちゃんの殺人事件を発端に、ススキノから室蘭へと飛び出したスリリングな珍道中、ノンストップのガチンコアクションなど、さらにスケールアップした展開が待ち受ける。探偵と高田の“迷コンビ”ぶりも見どころの本作。松田は「大泉さんに会った時、帰ってきたなと思った。僕自身、好きなコンビなので」と喜びを明かし、さらに「『1』の時に何とか大泉さんのしゃべりの技術を盗めないかと思っていたんですが、無理でした」と告白。大泉は「微塵も感じなかったよ!」と突っ込むなど、絶妙なコンビネーションで会場を笑わせた。
ヒロインの弓子役を演じているのが尾野だ。大泉は「今回の製作費の半分は私が出しています。尾野真千子が高かった!ウン億円というギャラを一人で持っていきます」と冗談交じりに尾野を紹介し、尾野の冷たい視線を浴びていた。その後も、大泉と尾野の大舌戦が展開。大泉が「こいつはメールを全然返さない」「私の誕生日のプレゼントは“うんこ”をくれると言う」と次々に尾野の言動を明かせば、尾野は「『1』のヒロインの小雪さんは可愛かったと私の前で言う。どうですか!?」「私のメイク時間は45分なのに、大泉さんはそれ以上。これせなあかんから!」と髪をくるくる巻く仕草を見せるなど、丁々発止のやり取りに会場も大爆笑。メガホンを取った橋本監督も「罵り合っているふたりの関係を画に出さないように苦労した」と話すほどだった。
また今回は、探偵のベッドシーンも盛り込まれているという。大泉は「冒頭に濃厚なベッドシーンがあります。PG-12ということで、12歳でも見られる明るい仕上がりになっております。どうぞご覧ください!」とアピール。最後には「『1』よりスケールアップして素敵な映画になっています。3、4、5とまだまだ作っていきたい。『3』は私が一銭もお金を出さないで済むと良いですね。尾野真千子が高かった!」とここでも尾野をいじり、ファンへのサービス精神と笑いにあふれた舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/成田おり枝】