村上隆初監督映画『めめめのくらげ』に映画界&アート界から称賛の声が!
世界的アーティスト村上隆の初監督映画として話題のファンタジー作品『めめめのくらげ』(4月26日公開)。本作の世界初プレミア試写会がLAで行われ、監督の村上隆が登壇した。
現代のアート界をリードする村上の初監督作品とあって、600席のシアターには開場前から長蛇の列が。スパイク・ジョーンズ監督や俳優のジャック・ブラックも駆けつけ、ハリウッドの映画関係者やアート業界関係者で会場は満員御礼となった。
村上監督は上映前にメインキャラ“くらげ坊”の着ぐるみと共に登場し、緊張の面持ちで「本編を最後までご覧いただくと驚きます!」と挨拶。その監督の言葉どり、上映終盤の感動的なシーンでは涙する女性も多く、エンドロールに差し掛かった瞬間には場内に拍手喝采が沸き起こった。
来場していた俳優のジャック・ブラックは、村上監督に向かって「ワンダフル!ワンダフルワーク!」と熱く語りかけ、自分の好きなシーン&キャラクターについて熱弁。
また、アート・映画業界関係者からは、「すごく楽しい反面、とても考えさせられる内容に驚いた。あまりに衝撃的な作品で、まだ頭が整理できていません」(アート業界関係者)、「ビジュアリストでかつストーリーテラーで、間違いない傑作を作った。自分の娘に見せたい作品」(ハリウッド映画関係者)と、称賛の声が寄せられた。
上映後のトークセッションで、村上監督は「こんなにリアクションをいただいて、ありがとうございます。僕は幼少の頃の記憶、ウルトラマンやゴジラ、スピルバーグ作品などの影響を思い切り受けています。子供はシリアスな状況の中、何をしなければいけないのかを感じてほしい。そんなきっかけになればと思い、制作いたしました」と、本作の制作のきっかけについて話し、また世界での公開について聞かれると、「上映中の観客の笑いどころが、正直、日本人の僕とは感覚が若干違っていて新鮮でした。世界での公開もしたいですが、僕は飛行機で本当によく映画を見ます。自分の映画も世界中の飛行機で見れるようになれば良いなと思っています」と語り、始終笑顔で上映会は終了した。
構想十余年、CGだけで1000カット超と、村上ワールドが炸裂している本作は、実写とCGの融合だけでなく、少年と不思議な生き物“ふれんど”との友情の絆を描く感動のストーリーが魅力。GWのお出かけを検討中の人は、是非ラインナップの1本に加えてみて!【Movie Walker】