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『くちづけ』の貫地谷しほり「初主演作がこの映画で嬉しすぎる」

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『くちづけ』の貫地谷しほり「初主演作がこの映画で嬉しすぎる」

人気舞台の映画化『くちづけ』の初日舞台挨拶が、5月25日に丸の内TOEI2で開催。主演の貫地谷しほり、竹中直人、宅間孝行、堤幸彦監督が登壇。貫地谷は「今日は『くちづけ』のお誕生日に来てくださってありがとうございます。全員が愛情込めて作った作品です」と充実感あふれる表情で挨拶をした。

本作が映画初主演作となった貫地谷は「初主演作は人生で一度きり。それがこの作品で、嬉しすぎるというか、ありがたすぎるというか。いろんな思いでいっぱいで言葉にできません」と、感無量の様子。貫地谷と『スウィングガールズ』(04)、『僕らのワンダフルデイズ』(09)に続き、映画は3度目の共演となった竹中は「しほりちゃんの顔を見るとほっとするんです。また、スタッフたちも素晴らしかった。現場が良い意味で空気がぴんと張り詰めていた」と笑顔でコメント。

舞台に続き、うーやん役と脚本を手掛けた宅間は、「舞台が映画になるなんて奇跡に近いこと。たくさんの方に見てもらえるチャンスができたのが嬉しいです」と語ると、堤も「ずっと子供の頃から、世の中の不条理にどう向き合っていくか、うじうじ悩んでいたけど、僕は映像の仕事をやっているので、こういう形で世の中に何かを発信できればと」と、熱い思いを口にした。

舞台挨拶終了後には、6月の第3日曜日が父の日ということで、貫地谷たちから来場した観客へ、感謝の思いを込めた黄色いバラがプレゼントされた。サプライズの演出で、直接バラを渡された来場者たちは感激しきりの様子だった。

『くちづけ』は、惜しまれながら2012年に解散した劇団・東京セレソンデラックスの同名舞台の映画化作品で、グループホームを舞台に、そこで暮らす漫画家とその娘の親子愛や住人との交流を描く感動作。泣けると評判の話題作なので、ハンカチ必携で臨みたい。【取材・文/山崎伸子】

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