アル・パチーノ、『スター・ウォーズ』ハン・ソロ役を断ったと語る

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アル・パチーノ、『スター・ウォーズ』ハン・ソロ役を断ったと語る

アル・パチーノが、『スター・ウォーズ』オリジナル・トリロジーのハン・ソロ役を断っていたことを公の場で明かした。

ロンドンで行われたイベント「イヴニング・ウィズ・アル・パチーノ」で、ステージ上からファンの質問に答えたアル・パチーノは、「あの役は僕が演じるはずだったんだよ。でも、断った。脚本が理解できなかったから」と語っている。その後、ハリソン・フォードがハン・ソロ役を演じて人気スターになったが、ハリソンはジョージ・ルーカスが最も気に入っていた候補者ではなく、他にもジャック・ニコルソンやチェビー・チェイス、ビル・マーレイが候補に挙がっていたらしい。

さらに、アル・パチーノは『ダイ・ハード』シリーズのジョン・マクレーン役も断っていたそうで、「僕があの男(ブルース・ウィリス)にキャリアを与えたんだ」と話しており、『プリティ・ウーマン』(90)でリチャード・ギアが演じた主人公エドワード・ルイス役も断ったという。

彼を一躍スターダムに押し上げた『ゴッド・ファーザー』シリーズのマイケル・コルレオーネ役については、「誰があの役を演じるべきかについては、製作側の意見が分裂して、スタジオは僕を全く気に入ってなかった。最終的にはフランシス(・フォード・コッポラ監督)が僕を推したんだ。他は誰一人として僕の起用を望んでいなかった」と明かしている。

また、最近の若い俳優で才能を高く買っているのは、自ら監督・脚本・主演を担当した『Wilde Salome』(11)で共演したジェシカ・チャステインだそうで、彼女が同作のオーディションを受けた時の様子を、「僕もプロデューサも、これまでの人生でお目にかかったことのないような才能だった。天才を見ている気がした」と話している。【UK在住/ブレイディみかこ】

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