ヴァネス・ウー、ジミー・ハン、ディーン・フジオカ、エリック・トゥーが語る『夢の向こう側』|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ヴァネス・ウー、ジミー・ハン、ディーン・フジオカ、エリック・トゥーが語る『夢の向こう側』

インタビュー

ヴァネス・ウー、ジミー・ハン、ディーン・フジオカ、エリック・トゥーが語る『夢の向こう側』

台湾ドラマ「花より男子(原題:流星花園)」で人気を集めたヴァネス・ウーが、友人のジミー・ハン、エリック・トゥーと立ち上げた製作会社による第1作目の映画『夢の向こう側 ROAD LESS TRAVELED』(公開中)。本作で、音楽に賭け、紆余曲折を経ながらスターへの道を駆け上がっていく若者を演じたヴァネス・ウー、ジミー・ハン、ディーン・フジオカ、エリック・トゥーにインタビュー!

――本作を撮ると決まった時、撮影中、出来上がった作品を見た時の気持ちを聞かせてください

ヴァネス「撮影初日が30歳の誕生日でした。誕生日に自分たちが作った会社の自分たちの映画の撮影初日を迎えることができ、良いスタートを切ることができたし、すごく印象に残りました」

エリック「撮影初日は本当に夢なんじゃないかというような信じられない感覚でした。スケジュール的に厳しかったり、他にも色々あって、もともと撮影を遅らせようかという話がありましたが、とにかく始めよう!と思い切って飛び込んで初日を迎えました。だから、始まってみて信じられない感覚だったんです。一俳優として関わっているだけなら現場に行って演技するだけで良いけれど、今回はプロデューサーでもあるのでビジネス面で気を遣う部分も多いし、本当に紆余曲折あったので、友情が試されました。撮影が始まるまでに足かけ2年の準備期間を経ての撮影開始だったので本当に印象深いです」

ディーン「始める前はとにかく楽しみでした。朝起きて現場に行くのが楽しみだったし、みんなに会いに遊びに行く感覚もあったし、朝早くて夜遅い撮影でも、終わってからも現場に残って見ていたり、本当に仕事だったのかなというくらいでした。完成した時はすごく嬉しかったし、自分がみんなと一体になった感覚があったからこそ、この映画を一人でも多くの人に見てほしいと思ったし、自分はこの映画の一番初めのファンだと思っています。この作品が世に出るまで、すごく時間がかかったというのはやっぱり複雑な気持ちだったし、このプロジェクトのために自分にできることは何だろうと考えました。だからこそ台湾で、そして日本で公開するというのはすごく特別な思いです」

ジミー「撮影初日のプレッシャーはとにかくすごかった。撮り終えるとすぐにミーティングをして、何が良かったのか、何が駄目だったのかをみんなで時間をかけて話し合いました。本当にプレッシャーでした。編集も自分でやったので、ずっと本編を見ていたから完成したという感覚がなかったけれど、完成した作品をみんなが見た時、『すごく良かった』って言ってくれて、それを聞いて心から感動しました。みんなで苦労を重ねて頑張ってきたので、やっと山を登れた!という感覚でした」

――普段から仲の良いメンバーで映画を撮るからこその良い点と難しい点を教えてください

エリック「仕事をしやすい仲間なので、難しいことはありませんでした。自分がいつ何をすれば良いか分かっているメンバーなので、とにかくやりやすかったです。みんながここはこうしたらどうかとか、ああした方が良いよ、というように確認し合って意見交換したのですごく心強かった」

ヴァネス「話し合いは否定的に意見を言い合う場ではなく、お互いに作品を良くするためのものだったので、そういう意見交換ができたのは良かったです」

ディーン「ヴァネスが演じるマイクと、僕が演じるイーは他のみんなより仲の良い友達だけど、お互いの関係をより強調するためにどうしたら良いかなと話し合い、他の人が『マイク』と呼ぶところを、イーだけは『マイキー』って呼ぶようにしたり。作品の中で細かいバックストーリーを具体的に示す必要はないけれど、名前の呼び方一つで彼らの背景がわかるような仕掛けは話し合って決めました」

ジミー「悪いことは一つもありませんでした。みんながこの映画のことを一番に考えていたし、自分のことしか考えないようなメンバーは一人もいなかったし、自分がやるべきことをきちんとわかっていたし、みんなのゴールが一緒だったので本当に良いことばかりでした。周りの友達がみんな良い人だったから運が良かったんだと思います。このメンバーじゃなかったら難しかったと思います」

――他のキャラを演じるなら誰の役を演じてみたいですか?

ヴァネス「クリスが演じたジェイソン。ドラムをやってみたいから」

エリック「ギターをやってみたいからジミーが演じたジョーか、ディーンが演じたイーかな。もし、マイクを演じるとすると僕が演じたタカとは対照的なキャラクターなのでかなりチャレンジだけど、そういう点では演じてみたいかな。マイクのようなロックスターなライフスタイルを演じるのは面白そうだよね」

ディーン「ジミーが演じたジョーは台湾に行ったばかりの頃の自分とすごく重なる部分があって、感じるものがありました。新しい土地に来て、苦労したり、新しい友達ができたりという自分が体験してきたことを、映画を見て追体験した感覚です。だからジョーかな」

ジミー「タカかな。僕はマイクとイーのようにクールじゃないから。タカはすごく明るいし、演じるエリックもすごく楽しそうだったし。でも、僕はエリックのようなウィンクはできないな。僕は目が細いからウィンクしているって分からないよね(笑)。エリックは口元もばっちりだった。あれは彼にしかできないな」

――日本のファンへメッセージをお願いします

ヴァネス「いつもは一人で日本に来ることが多いけれど、今回はみんなと一緒だし、みんなで作り上げた映画をファンの皆さんに見てもらうことができて、そして皆さんから本当に心強いサポートをいただけて、いつにも増して感動しました。これからも忘れることのできない思い出になると思います。ファンの皆さんには本当に感謝しています!」

エリック「とにかくファンの皆さんに感謝です。僕は日本では新参者だけど、とても温かく受け入れてくれたし、いつもならナーバスになるけれど、今回はそんなことはなく、いつもどおりの自分を見せることができました。本当にありがとうございました。これからも楽しみにしていてください」

ディーン「自分が生まれた国に台湾のアニキたちと一緒に来られたことはずっと忘れられないと思います。これがスタートだと思うので、これからも注目していてください!」

ジミー「この映画を見て、友情の大切さを思い出してほしい。ファンの皆さんには心から感謝しています。本当にありがとうございます!」【Movie Walker】

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