ダイアナ元妃とキャサリン妃、“ロイヤル婚”の違いって?

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ダイアナ元妃とキャサリン妃、“ロイヤル婚”の違いって?

1997年8月に、不慮の事故で惜しくもこの世を去った元英国皇太子妃ダイアナ。彼女の人生をたどった映画『ダイアナ』が10月18日(金)に公開となる。現在、その存在を継承する英国王室のヒロインといえば、ウィリアム王子の妻となったキャサリン妃だ。彼女は新たなプリンセス・ストーリーの主役として、しばしば夫の亡母・ダイアナ元妃と比較されるが、ふたりの最大の違いはウエディングベルを鳴らした時の年齢だろう。

ダイアナ元妃は20歳の花嫁だった。金髪碧眼でふとした瞬間に見せるシャイな表情も初々しく、大衆も熱狂的に彼女を愛したが、いかんせん“伝統”が旗印の王室に入って落ち着くには若過ぎた。純粋ゆえに13歳年上のチャールズ皇太子の不倫にも激しく傷つき、こうした要素が後の離婚などにもつながってしまったのだ。

一方、キャサリン妃は成婚時で29歳。美貌にもしっとりとした温かみがあり、“大人カワイイ”を地でいく雰囲気の持ち主だ。民間出身の彼女は大学の同級生としてウィリアム王子と出会い、破局も乗り越えてゴールインを果たしている。当然、よくよく知り合ってからの結婚だけに、今のところ未来の国王夫妻が衝動的に別れる可能性は低いといえるだろう。ただ、キャサリン妃は現代的なダイアナ元妃のファンだったといい、今夏のジョージ王子出産の際は、義母がウィリアム王子と弟のヘンリー王子を生んだ病院を選択。育児も宮殿ではなく、実家に里帰りして自らの手で行っている。王室の慣習を打ち破ろうとしたダイアナ元妃の精神は、確実に次世代へと引き継がれているのだ。

結婚や出産など、王室ならではのルールを払拭してきたダイアナ元妃。本作で彼女のドラマチックな物語を堪能すると共に、キャサリン妃とも比べてみるのも一興だろう。【Movie Walker】

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