松本潤の恋人役を演じた上野樹里「松本くんの手はいつも温かい」
松本潤主演映画『陽だまりの彼女』の初日舞台挨拶が10月12日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、松本をはじめ、上野樹里、玉山鉄二、大倉孝二、谷村美月、菅田将暉、北村匠海、葵わかな、小籔千豊、そして三木孝浩監督が登壇。松本は「5年ぶりの映画でドキドキしています。楽しんでいただけたでしょうか」と挨拶、大きな拍手を浴びた。
原作は、累計発行部数100万部を超える越谷オサムのベストセラー小説。お互いに初恋の相手だった浩介(松本)と真緒(上野)の10年ぶりの再会と、真緒の“不思議な秘密”を描くファンタジックなラブストーリーだ。松本は「とても大切な映画になった。自分自身、何度も見たい。歳をとった時に見れば、また感じ方も変わってくると思う」と胸を張る。上野は「撮影は、冬の寒さが心地良くて。浩介と手をつなぐシーンでは、松本くんの手がいつも温かかった」と述懐。すると松本は「心が冷たいんでしょうね」と笑い、子藪が「そう思います」と乗っかるなど、仲の良いやり取りを披露していた。
その小藪は「ここにいてすみません」と恐縮気味。「撮影中は僕がセリフを覚えている間も、松潤さんがずっとしゃべりかけてきて邪魔をしてきた。今日会ったら、『何で来たの?』みたいなことを言われて。松潤が僕をいじめてくる。訳のわからん主演」と松本にクレーム。さらに小藪は「共演NGにしてほしいくらい、ジャニーズの方と会うのは嫌」と激白。「DNAが騒ぐというか、すごい負けている感があって体がピリピリしてくる。ジャニーズで大丈夫なのは、関ジャニの安田(章大)さんだけです」と話し、会場の笑いを誘っていた。
また、松本と上野の少年少女時代を演じたのが北村と葵だ。北村は「わかなちゃんとしゃべらなきゃと思っていたのに、結局しゃべれなかった」と微笑ましいエピソードを。一方の葵は「私はアイドル活動もしているんですが、すごい緊張している時があって。松本さんが『僕のデビューの日は、あんなにスケスケの衣装でも大丈夫だったんだから大丈夫だよ』と言ってくれて。本当に勇気をもらいました」と「嵐」のデビュー時の衣装を引き合いに出して、松本が激励してくれたことを告白。松本は「デビューは衝撃的でしたから。でもそれで緊張がほどけたなら、嬉しい」と話し、会場も大きな笑いに包まれた。【取材・文/成田おり枝】