上戸彩と泉ピン子がおしんの名子役と“ポスト上戸彩”の2人を絶賛!
1983年に放映されたNHK朝の連続テレビ小説の映画化『おしん』の初日舞台挨拶が、10月12日に丸の内TOEIで開催。おしん役の注目子役・濱田ここね、上戸彩、泉ピン子、井頭愛海が登壇。濱田は「一番辛かったのは、親と離れ、雪の中で撮影したことです。でも、おしんから、人の前で弱音を吐かないことを学びました」と愛くるしい笑顔で語った。
濱田は、「みなさんに支えられて、無事終ることができました。初めてでこんなに頑張れたのは共演者の方や、スタッフさんやみなさんに応援してもらったからだと思います」と力強く挨拶。泉も「この子しかいないと思った。やっぱりここねで良かったと思っています」と、濱田の肩をやさしく抱擁した。
おしんの母ふじ役の上戸も「本当にここねは頑張った」と濱田の頑張りをねぎらうと、泉も「監督がここねという新人を追い込んだ。でも、だからこそ歯をくいしばっている顔が出てる」とたたえた。また、泉は上戸が厳冬の中、川に入るシーンについても「彩も頑張った。寒い中、(水に)よく入った」と温かい目線を送ると、上戸は「ピン子さんが命懸けろって言うから」と笑う。泉は「彩の時は、ウエットスーツだったから良かったじゃない。私はゴミの袋だったから」と恨み節を言い、会場を笑わせた。
また、泉は、上戸彩と同じオスカープロモーションの新人・井頭愛海の演技についても絶賛。「オスカーのイチ押しで、彩の次に来る子ですから。あにも似てます。芝居めちゃくちゃ上手い。剛力(彩芽)のあと、狙ってんだろ」と言うと、上戸も「初めてお会いした時、私の(美少女)コンテストを受けた時に似てるなあと。社長もそう言ってました」とプッシュ。井頭は「憧れの女優さんは、上戸さんとか、泉さんとか」と言うと、泉は「そつないねえ」と感心していた。
今から約100年前の山形県の寒村に生まれ、貧しい暮らしの中、生きる希望を失わず力強く生きたおしん。ドラマ「おしん」は、平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%という、テレビドラマの歴代最高視聴率記録をマークし、社会現象を巻き起こした作品だ。映画版は、おしんの幼少期にスポットを当てた感動作となっている。【取材・文/山崎伸子】