恋多きダイアナ…でも実は好きになると乙女な純愛タイプだった!?

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恋多きダイアナ…でも実は好きになると乙女な純愛タイプだった!?

英国皇太子元妃、ダイアナの知られざる真実に迫る伝記映画『ダイアナ』(公開中)。初日を迎え、ダイアナ元妃になりきったナオミ・ワッツの熱演ぶりも話題を呼んでいる本作だが、やはり注目したいのは、数々の恋の浮名を報道されてきたダイアナの“真実の恋”についてだ。

もともとの原因はチャールズ皇太子側にあるとはいえ、ダイアナ元妃が恋多き女性だったことは否めない。夫の長年の不倫に対抗するかのように、 正式な離婚の前から複数の男性と次々と交際。このことがパパラッチの猛攻にもつながったわけだが、おそらく彼女の奔放さはピュアな性質の裏返しだったのだろう。人道支援での真摯な活躍ぶりなどを見るにつけ、「愛し愛されたい」という人間としての自然な欲求が、恋愛面ではマイナスに働いてしまっただけではないかと感じられるのだ。

一般的に、ダイアナの最後の恋人は1997年、一緒に事故死したドディ・アルファイドとされているが、本作では心臓外科医ハスナット・カーンとの恋がクローズアップされているのもポイント。劇中の彼女は、身近な愛情に飢えているがゆえに、時に泥沼の離婚劇の当事者とは思えないほどの初々しさを見せている。

また、劇中ではハスナットとの初々しい恋愛エピソードが続々と登場。ハスナットと出会うやいなや、分厚い医学書を取り寄せ、すぐさま心臓のページをチェックしたかと思えば、彼の趣味に合わせて苦手なジャズのCDも手に取るし、友人の力を借りたおもてなしメニューを“手料理”に見せかけようと奮闘。「これがあの世界一有名なダイアナ妃?」と、一見そのギャップに愕然とするほど、少女のような一途さを見せているのだ。必死に“最愛の人”に好かれようとアレコレ苦心するダイアナは、ごく普通の“恋する女性”そのものであり、多くの女性の共感を呼ぶはずだ。ゴシップ誌を騒がせたスキャンダルの裏に隠された、乙女のようなダイアナの素顔と、知られざる純愛エピソードをぜひ確認してほしい。【Movie Walker】

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