お互いにリスペクトする是枝裕和監督とアルモドバル監督との対面が実現!
第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝くなど国内外で高い評価を受け、興収30億円突破の大ヒットとなった是枝裕和監督によるヒューマンドラマ『そして父になる』(公開中)。11月29日(金)までスペインのマドリードにて行われている第23回マドリード国際映画週間では、同作をはじめとした是枝監督の特集上映が組まれており、現地に向かった是枝監督をビッグサプライズが待ち受けていた!
21日の『そして父になる』の正式上映に、かねてから是枝監督作品の大ファンだったという、『オール・アバウト・マイ・マザー』(99)で知られるスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督が足を運び、2人の対面が実現したのだ。上映後にアルモドバル監督は「とても素晴らしい作品で感銘を受けました。まさにマスターピースと呼べる作品だと思います。会場にいる観客が感動している空気が伝わってきました」と大絶賛していたという。
実は04年に行われた第57回カンヌ国際映画祭で是枝監督はコンペティション部門に『誰も知らない』で、アルモドバル監督は特別招待作品に『バッド・エデュケーション』で参加しており、カンヌの表通りであるクロワゼット通りですれ違ったのをアルモドバル監督は覚えており、「『誰も知らない』は素晴らしい!」といろいろなところで話したのだとか。
これに対し、是枝監督もアルモドバル監督の作品は封切り時に映画館で観ていたとのことで、最新作『アイム・ソー・エキサイテッド!』(14年1月25日公開)については「まだ観られていないのですが、日本に帰ったらすぐに観ます!」と監督に伝え、両監督ともしばしの対面を楽しんでいたという。何より彼らの2ショットは、映画ファンには堪らない一枚!是枝監督も待ち望んでいる『アイム・ソー・エキサイテッド!』の公開も実に楽しみだ。【Movie Walker】