水泳・北島康介が「東京オリンピックは無理!」と苦笑いも「ボロボロになるまで続けたい」と熱い思い
全米大ヒットを記録したサスペンス・アクションの第2弾『ハンガー・ゲーム2』(12月27日公開)の日本最速プレミアム試写会イベントが11月28日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、アテネ&北京五輪競泳金メダリストの北島康介が登壇。リオデジャネイロ、東京五輪への出場に話が及ぶと、「東京オリンピックは無理です!リオも厳しいんじゃないかな」と苦笑い。「でも、ボロボロになるまでやり続けたい」と熱いアスリート魂を見せ、会場からの拍手を浴びた。
本シリーズは、最後の1人になるまで戦う究極のサバイバルゲームへの参加を強いられた少年少女たちの姿を描いたアクション。今作では、前回のサバイバルゲームで生き残ったヒロイン・カットニス(ジェニファー・ローレンス)が、歴代のチャンピオンたちと死闘を繰り広げることになる。「ファッションも大好き」と言う北島は真っ赤なジャケットにレザーのパンツ姿で登場。「前作よりアクションも激しくなって、ファッションもアクションも全てにおいて楽しめる映画」と映画を大いに楽しんだ様子だ。
“サバイバル”がテーマの本作だが、北島も世界を相手に勝ち抜いてきたチャンピオンだ。「僕の場合は殺し合いをするわけじゃないんですが」と笑いながら、「僕は舞台に上がるプレッシャーを刺激として、楽しみながら勝負をしている」と心構えについてコメント。勝つためのコツとしては、「負けることで強くなってこれた。失敗して、悪い点を見つめ直して、次の勝負に出ることが大事」と持論を教えてくれた。
また、今年9月に「girl next door」のボーカル・千紗と結婚。千紗夫人の第1子妊娠も明らかとなっている。北島は「色々なことがあった1年」と振り返り、「これまでは自分のために頑張っていた。結婚して子供ができて、何かを守るために頑張るというのはワクワクするし、責任感も感じる」と心境の変化を吐露。「どんな子に育ってほしいか」を聞かれると、「泳げる子にしたい。今、お腹の中で泳いでいると思うんですけどね」とパパの顔をのぞかせ、会場を温かな笑いに包んでいた。【取材・文/成田おり枝】