岡田准一、染谷将太とKAT-TUNの上田竜也に「かわいい」とメロメロ
百田尚樹の同名ベストセラー小説を、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督が映画化した『永遠の0』(12月21日公開)の完成披露試写会が、12月2日に東京国際フォーラムで開催。主演の岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也、山崎監督がレッドカーペットに登壇。主演の岡田は「この日を迎えられて幸せです」と笑顔で挨拶をした。
会場には10万人以上の応募の中から当選した、レッドカーペットアライバルの観客800人と試写会の観客4200人の合計5000人が詰めかけた。岡田は「僕たちにとっては特別は日。僕も手帳に○を付けて、太線で“完成披露”と書いてました。本当に大切な作品です」と思いの丈を口にした。井上も「戦争ものが苦手だなと思う方でも、愛とか絆が感じられる作品なので、是非、女性の方にも見ていただきたいです」とアピール。
劇中で重要な役どころを演じる染谷は「岡田さんに、毎日プレッシャーをかけられてました」と苦笑いすると、岡田は「かわいくてしょうがない。今日もハンパなくかわいいでしょ?」とメロメロ状態!?現場でもいじり倒していたようで「ちょっと変態っぽかった?」と言うと、会場は大爆笑。また、本作で映画初出演となったジャニーズの後輩であるKAT-TUNの上田は、岡田について「実際、ご一緒する機会は1日しかなかったけど、宮部(役柄)という存在でいらしたので、その姿を見られただけで僕は満足です」と語ると、岡田は上田にも「かわいいですね」と満面の笑みを見せた。
最後の締めの挨拶では、三浦が、4年前に他界した自身の祖父のルーツについて熱いスピーチを展開。「役作りのため、母親におじいさんの話を聞かせてもらいました。おじいさんは学徒兵になるべく集まったのですが、視力で落とされ、友達がどんどん戦地に向かうなか、はがゆい思いや葛藤があったんじゃないかと。でも、悲しい気持ちを乗り越え、たくさん努力をして学校の先生になり、最後に校長先生になりました。尊敬すべきおじいさんだったと思います」。
現代を生きる青年・佐伯健太郎(三浦春馬)が、フリーライターの姉・慶子(吹石一恵)と共に、太平洋戦争の特攻で戦死した祖父・久蔵(岡田准一)の過去と向き合っていく『永遠の0』。サザンオールスターズの主題歌「蛍」のナンバーも心に染みる。【取材・文/山崎伸子】