交通事故死のポール・ウォーカー、今年限りで役者を引退する予定だった

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交通事故死のポール・ウォーカー、今年限りで役者を引退する予定だった

11月30日に、友人の運転するポルシェの助手席で悲痛の最期を遂げたポール・ウォーカーが、今年限りで俳優を引退する意向だったことがわかった。

ブラジリアン柔術を通じて、ポールと約7年来の友人関係を続けていたというハワイ在住の2人の親友がMailOnlineの独占インタビューで明らかにしたもので、ポールは今後の人生を、役者としてではなく15歳の娘メドウとの時間を過ごすために使いたいと話していたという。

元ガールフレンドとの間に生まれたメドウは、14年間母親のレベッカ・ソテラスと一緒にハワイに住んでいたため、ポールはあまり娘と会う時間がなかったそうだが、「メドウに会いにハワイに来るたびに僕たちはポールと会ってたんだけど、『娘と離れて、海外で映画の撮影をするのはうんざりだ』って言ってた。メドウがカリフォルニアに引っ越してポールと暮らし始めたことで、ポールは娘の大切さを痛感したみたいで、失われた14年間を取り戻したいと考えていたんだ」

「彼はアンチハリウッド志向で、傲慢で気取ったところなどまったくない素晴らしい人間だった。『ワイルドスピード』シリーズで何百万ドルも稼いだし、やりたいことはやったから、今年いっぱいで役者を引退して家庭人として生きる覚悟をするって家族にも話していたんだ。それが実現できなくて、本当に無念に思う」と語っている。

ポールの突然死で、現在撮影中の『ワイルドスピード』第7弾の製作は無期延期と言われていたが、ジェイムズ・ワン監督がTMZ.COMのインタビューで明らかにしたところによれば、しかるべき時を待って予定通り製作、公開されることになっているのだそう。

40歳のポールは既に『Brick Mansions』の撮影を終えており、『ワイルドスピード』第7弾は、遺作ではなく役者引退作品になっていたはずだった。【NY在住/JUNKO】

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