阿部寛、「トリック」で“巨根”役と聞いた時の戸惑いを告白

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阿部寛、「トリック」で“巨根”役と聞いた時の戸惑いを告白

人気シリーズの完結編で劇場版第4作となる『トリック劇場版 ラストステージ』(2014年1月11日公開)の完成披露試写会が12月17日に六本木ヒルズアリーナで開催。仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子、東山紀之、北村一輝、水原希子、池田鉄洋、堤幸彦監督が上映終了後の舞台挨拶に登壇。仲間は「いろんな思いが作品にはあります。みなさんもいろんな思いを感じてくださったのではないかと」と、見終わった観客に呼びかけた。

堤監督は、14年間手掛けてきた「トリック」シリーズについて「最後だと思うと、平常心が保てなくなります。自分の実家のような作品でした」と真摯な表情を見せた後、「初めて、仲間さんや阿部さんにお会いしたことを思い出しました。阿部さんに『どういう役ですか?』と聞かれ、『巨根です』と答えました」と語り、会場は大笑い。阿部も「最初、『ケイゾク』の真山刑事(渡部篤郎)さんみたいに格好良い役だと思っていたら、“巨根”の設定ですと言われ、すべてを理解しました」と、当時を振り返って苦笑いをした。

本作でオカマの医師役を演じた北村は、阿部の低い声をまねて「阿部さんが『一輝、こうした方が良いんじゃない?』と言ってくれて。声が小さいので何を言ってるのかわからなくて」と、阿部をいじると、阿部も北村風に高い声で「彼は低い声に憧れてるんです」とモノマネをし、会場はバカ受け。東山も「本当に仲が良いんです。普段もずっと手を握り合ってました」と爆弾発言をすると、北村は「話が大きくなってる」と照れ笑いし、また会場は大爆笑となった。

最後に仲間は、あふれる思いを言葉にした。「いま見ていただきましたように本当に楽しい撮影現場なんです。このメンバーともう撮影できなくなるのはさびしいと思っています。最後となりますが、今回の映画も今までの面白さと変わらず、個性豊かなゲストのみなさんと一緒に手掛け、パワーアップしました」。『トリック劇場版 ラストステージ』の前に、1月12日(日)には「トリック新作スペシャル3」も放映されるので、お見逃しなく。【取材・文/山崎伸子】

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