ロバート・デ・ニーロが同性愛者だった実父のドキュメンタリーを製作
私生活を明かさないことで知られているロバート・デ・ニーロが、同性愛者だった実父の日記に基づいたドキュメンタリー『Remembering the Artist Robert De Niro Sr(原題)』を1月19日にサンダンス映画祭で上映した。
彼の父親のロバート・デ・ニーロSrは、デ・ニーロが3歳の時に離婚しているが、原因は父親が自分がゲイだということに気づいたからだったそうで、デ・ニーロは成長するまでその事実を知らなかったという。多くの絵画を残した芸術家でもあったロバート・デ・ニーロSrは、93年に癌で亡くなるまでデ・ニーロと親しくしていた。
デ・ニーロは、同性愛者への偏見が激しかった時代を生きた父親の日記も読んでいるそうで、同ドキュメンタリーのナレーションも務めている。
「僕はこのドキュメンタリーを、父の死後に生まれた子どもたちのために作った。彼らの祖父がどんなことをした人間だったかということを知ってもらうためにね。僕は父のスタジオさえそのままにして残している。子どもたちがそれを見ることができるように」と、デ・ニーロがサンダンス映画祭で話したと英紙デイリー・メイルが伝えている。【UK在住/ブレイディみかこ】
作品情報へ