P・S・ホフマンの遺体発見者が「同性愛恋人」報道の米誌を提訴へ

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P・S・ホフマンの遺体発見者が「同性愛恋人」報道の米誌を提訴へ

フィリップ・シーモア・ホフマンの遺体を発見した脚本家の友人デヴィッド・パー・カッツが、彼はシーモア・ホフマンの恋人だったと報道した米誌ナショナル・エンクワイアラーを提訴する構えだ。

ナショナル・エンクワイアラーは、デビッド・パー・カッツは遺体を発見した2月2日に同誌のインタビューに応じたと主張し、「僕たちは同性愛の恋人だ。交際していた。一緒にスーパーボウルを見に行き、素晴らしい1日を過ごす予定だった」と語ったと伝えていた。しかし、カッツは「そんなことは言っていない」と即否定し、5000万ドルの賠償を求めてナショナル・エンクワイアラーを提訴すると彼の弁護士が発表した。賠償金のうち500万ドルは損害賠償で、残りの4500万ドルは懲罰的損害賠償だという。

「あきれるような記事だ。そもそもカッツは彼らのインタビューにさえ応じていない。フィルの家族や友人が悲しみに沈んでいる時に、エンクワイアラーは下劣な捏造記事で稼ごうとしている。さらにひどいのは、エンクワイアラーはセンセーショナルに記事を宣伝したプレス・リリースを送って、雑誌を売ろうとしていたことだ。こういうことをする人々がどうやったら夜眠れるのか不思議だ」とカッツの弁護士が語ったとニューヨーク・デイリー・ニュースが伝えている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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