フィリップ・シーモア・ホフマンの葬儀が、セレブら400人が見守る中でしめやかに執り行われる

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フィリップ・シーモア・ホフマンの葬儀が、セレブら400人が見守る中でしめやかに執り行われる

2月2日に、マンハッタンの自宅マンションの浴室で左腕に注射針が刺さったままの状態で急死したフィリップ・シーモア・ホフマンの葬儀が、7日金曜日にマンハッタンのアッパーイーストサイドにあるSt. Ignatius of Loyola Roman Catholic Churchでしめやかに行われた。

雪が残るマンハッタンの寒空の下、50組以上のメディアが待機する中、葬儀に訪れたのは、フィリップの母親や1999年から交際していた衣装デザイナーのミミ・オドネルと、3人の子友達などの親族、共演者のメリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット夫妻、エイミー・アダムス夫妻、ジュリアン・ムーア、ホアキン・フェニックスは19歳の恋人と、娘の父親であるヒース・レジャーを薬物過剰摂取で亡くしたミシェル・ウィリアムズは友人のジェイク・ギレンホールと一緒に、またベン・スティラーやサム・ロックウェル、そしてポール・トーマス・アンダーソン監督、ジョエル・コーエン監督、スパイク・リー監督、マイク・ニコルズ監督ら。フィリップに所縁のある人々が、彼の早すぎる死を悼み、葬儀に訪れた。

前日の6日にはここから数ブロック離れたFrank E. Campbell Funeral Chapelで通夜が営まれ、多くのセレブらが弔問に訪れたが、同チャペルから運び出された棺を乗せた黒い車が、7日正午ごろ教会に到着。多数の警備員による厳戒態勢下で、棺が教会に運び込まれ、約90分のセレモニーが行われたという。

フィリップはニューヨークのオフ・ブロードウェイの劇団ラビリンス・シアター・カンパニーでも芸術監督を務めていたが、2003年に「The Last Days of Judas Iscariot」で監督を務めた際に相談に訪れて友人関係になり、アカデミー賞助演男優賞にもノミネートされた『ダウト あるカトリック学校で』(08)のフリン神父役を演じる際にアドバイスを求めたマーティン司祭が同葬儀を執り行った。

「彼は本当に素晴らしい人物でした。常に気さくで慎み深く、『カポーティ』(05)で主役を演じた時も、アカデミー賞を受賞した時も、決して彼の口からそれを知らされることはありませんでした。役者は彼の天職です。神父を演じるのに些細なことでも知りたがり、私の話に熱心に耳を傾けていました」と、フィリップの人柄と役者魂を称えたとピープル誌が報じている。【NY在住/JUNKO】

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