ブラッドとアンジェリーナがタキシードのペアルックで英アカデミー賞の話題を独占！

2月16日に開催された英国アカデミー賞で、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがペアルックのタキシード姿で登場し、レッド・カーペットの話題を独り占めにした。

アンジェリーナとブラッドは、白シャツと黒のタキシード・スーツに蝶ネクタイというまったく同じ格好をしていたが、ブラッドはきちんと蝶タイを結んでいるのに対し、アンジェリーナはシャツのボタンを不良っぽく胸元まで開けてタイを結ばずに垂らし、それぞれの個性が出た着こなしをしていた。レッドカーペットではアンジェリーナがかいがいしくブラッドの蝶タイの歪みを正すシーンもあり、相変わらず仲のいいところを見せ付けていた。

ボリュームのあるロングドレス姿が席巻する受賞式で、アンジェリーナのマニッシュなタキシード姿は新鮮に映ったようで、英紙メトロは｢アンジェリーナとブラッドは、数年前ベッカム夫妻が着用して失敗したペアルックのタキシードを美しく着こなしていた｣と評した。

また、『それでも夜は明ける』(3月7日公開)で助演女優賞にノミネートされていたルピタ・ニョンゴも、鮮やかなエメラルドグリーンのディオールのドレスで登場し、今年の英国アカデミー賞のベストドレッサーの1人に挙げられている。彼女はゴールデングローブ賞授賞式で着ていたオレンジのラルフ・ローレンのドレスも賞賛の的になっていたので、｢これでオスカーのドレス姿さえ失敗しなければ、今年の映画賞シーズンは全戦全勝｣とメトロ紙は書いている。

さらに、英国アカデミー賞のベストドレッサー・リストに名前が挙がっているのは、アレキサンダー・マックイーンの黒地に大胆な花のモチーフがあしらわれたドレスのケイト・ブランシェットや、左脚に深いスリットの入ったピンクのドレスを着ていたナオミ・ハリスなどだ。【UK在住/ブレイディみかこ】