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第86回アカデミー賞ベストドレッサー、乳首ドレスの汚名返上でルピタに軍配!~パート1

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第86回アカデミー賞ベストドレッサー、乳首ドレスの汚名返上でルピタに軍配!~パート1

現地時間3月2日に開催された第86回アカデミー賞授賞式では、直前に雨に見舞われるアクシデントもあったが、セレブたちは今年のトレンドであるブラック、ホワイト、メタリックにシャンパンカラーなどさまざまなカラーの華やかなファッションで颯爽とレッドカーペットを歩いた。ワーストドレッサーと同じ情報源から、ベストドレッサー賞ををまとめてみた。

今回も人気が高かったのは、助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴが着ていたカスタムメイドのプラダのドレス。色について「故郷のナイロビを思い出させてくれる、ナイロビブルー」と特別な思いで選んだプリーツのドレスに、女王を意味するヘアバンドと、エッジの効いたイヤリングを選ぶなど、バランス感覚も最高だった。「昨年、アン・ハサウェイが乳首ドレスと揶揄されたプラダのドレスは汚名を返上した」との評価もあり、今年のトレンドでもある胸元が大きくVの字にあいたドレスでベストドレッサーに選ばれた。

また、主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェットが着ていたスキンカラーにスワロフスキーとスパンコールがちりばめられたジョルジオ・アルマーニのドレスは、「ランウェイではモデルが病気に見えたドレスを、33カラットのショパールのシャンデリアイヤリングを見事に組み合わせ、完璧に着こなしている。これぞハリウッドスター」と、辛口ファッション評論家も大絶賛。さらに、「ハイヤーで会場に乗り付けるとドレスにシワができる。今回のように雨が降った場合はなおさらだが、ケイトは常に会場の隣のホテルに宿泊して車に乗らない。これぞ一流セレブの姿勢。見習うべき」と緻密な努力とファッションに対する真摯な姿勢も絶賛された。

1月に開催された第71回ゴールデングローブ賞(以下GG賞)授賞式のファッションでも人気を二分した2人だが、インパクトという意味では双方ともにGG賞の時の衣装に軍配が上がっている。

この2人に負けず劣らず大絶賛されたのが、シャーリーズ・セロンとケイト・ハドソンだ。ディオールのフレグランスの広告塔を務めるシャーリーズが着ていた、胸元が大きく開いた黒いディールのクチュールドレスは、「スレンダーな体型と、セクシーさを兼ね備えたシャーリーズだからこそ着こなせるファッションで、普通の人は着こなせない」と評価された。また、ケイト・ハドソンが着ていた白いシルク素材にスパンコールのついたアトリエ・ヴェルサーチのドレスは、V字に大きく開いた胸元、うしろに巻いた流行りのケープも最高で、「第84回アカデミー賞授賞式でグウィネス・パルトローが着ていたトム・フォードの白いドレスを彷彿させる」とされながらも、「どちらもまさにオールドハリウッドのムービースター!」とのお墨付きを得ている。

5月上旬出産予定のオリヴィア・ワイルドが選んだ、妊婦用ではなくランウェイの黒に白のアクセントが入ったヴァレンチノのドレスは、ジュリア・ロバーツが『エリン・ブロコビッチ』(00)でオスカーを受賞した時に着ていたドレスを彷彿させるものの、パーフェクトな着こなしで、ネイビーのプラダのタキシードに黒い蝶ネクタイ姿の婚約者、ジェイソン・サダイキスと共に、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーに負けないベストカップルと絶賛された。

今回、『ダラス・バイヤーズクラブ』(公開中)で主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーの妻カミラ・アルヴェスが、「私がノミネートされているわけじゃないから派手なドレスはいらない」と選んだペールピンクのガブリエラ・カデナのカスタムメイドドレスに同色の口紅、ブルネットの髪をアップにした出で立ちは、「勝者の妻として最高のファッションだった」と高い評価を得ている。(パート2に続く)【NY在住/JUNKO】

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