西島秀俊、仲村トオルにラブコールするも伊藤淳史との絆を感じて敗退宣言!
伊藤淳史と仲村トオル出演、海堂尊原作の医療ドラマが遂に最終章を迎え、映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』も3月29日(土)より公開となる。3月20日に六本木ヒルズアリーナで完成披露イベントとレッドカーペットアライバルが開催され、伊藤淳史、仲村トオル、桐谷美玲、松坂桃李、西島秀俊、栗山千明、星野和成監督が登壇。連続ドラマがスタートした2008年の映像がスクリーンに流れると、伊藤は「子供みたいでしたね。24歳でした。今はもう30歳になりました」と笑顔で挨拶をした。
今回の映画化について、最初は驚いたという伊藤。「不安もありましたが、ファイナルということで、スタッフのみなさんが、スクリーンを提供していただき、みなさんがファイナルを締めくくってくれることを信じてここまでやってこれました」。仲村も「自分たちがやってきた作品が終わる、役を卒業するというよりは、自分たちの子供を旅立たせる、頑張ってこいと作品の背中を押すような気分です」と感慨深い表情を見せた。
今回、ヒロインを務めた桐谷は「伊藤さんとは何回かお仕事をしたことがあるので、すごく変な感じで、手を触れ合うところは恥ずかしくてしょうがなかったです」と言うと、伊藤も「僕も、グッチー(役柄)というよりも素になっていて、すごく恥ずかしかったです」と照れ笑い。さらに桐谷は「仲村さんの大人の色気がすごすぎて、目を合わせることに緊張しました」と告白すると、仲村は桐谷について「初めてお会いした時、幼さと線の細さを感じたけど、演じ始めるとたくましかったです」と称えた。
西島は「ずっと隠していたんですが、トオルさんとは僕がバディになりたかった。同期設定でバディかと思ったら、トオルさんと伊藤くんのつながりが強すぎて、あっけなく敗退しました」と苦笑い。それを聞いた伊藤は「すみません。バチスタコンビは、僕と白鳥さんなので」とうれしそうにコメント。ドラマと映画の両方を手掛けた星野監督も「もう6年も続いているシリーズなので、2人は何も言わなくても関係性ができていて、僕も楽でした」と感想を語った。
心療内科医の田口公平と、厚生労働省の役人・白鳥圭輔の凸凹コンビが、病院を舞台にしたミステリアスな事件の謎に挑む「チーム・バチスタ」シリーズ。今回は、田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)が、最新鋭の死因究明システムを巡って起きる、病院爆破の脅迫状の事件や集団不審死の謎に挑む。【取材・文/山崎伸子】