伊藤淳史、仲村トオルと『チーム・バチスタ』コンビならではの奇跡のエピソードを披露

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伊藤淳史、仲村トオルと『チーム・バチスタ』コンビならではの奇跡のエピソードを披露

伊藤淳史と仲村トオル出演の人気医療ドラマの最終章となる映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(3月29日より公開)が完成。3月20日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶を行った。登壇したのは、伊藤淳史、仲村トオル、桐谷美玲、松坂桃李、西島秀俊、栗山千明、生瀬勝久、星野和成監督の8名。伊藤は「映画になって、誰よりも自分が驚いてます。視聴者のみなさんのおかげです」と会場に感謝の言葉を述べた。

伊藤扮する心療内科医の田口公平と、仲村扮する厚生労働省の役人・白鳥圭輔の凸凹コンビが、病院を舞台にしたミステリアスな事件の謎に挑む「チーム・バチスタ」シリーズ。伊藤は「先日、普通に道を走っていたら、右折レーンに、たまたまトオルさんの車がいて。6年コンビを組んでないと、この奇跡は起きないなと。でも、ずっと手を振ったけど、気づいてもらえなかった」と愚痴をこぼすと、仲村は「あんなに車から身を乗り出してる人は普通の人じゃないと思ったので」と苦笑い。

映画で初めてシリーズに参加した桐谷は「温かく迎えてくださって、楽しかったです」と言いながらも「医療ジャーナリスト役で、専門用語がたくさん出てくるので、緊張して何回も失敗しました」と撮影苦労話を告白。仲村も「初日から大変だったよね。僕も29年役者をやってきて、完全にスイッチがオフになったのを初めて経験しました」と、苛酷だった撮影を振り返った。

最新鋭の死因究明システムに関わる東堂文昭教授役を演じた生瀬は「僕のすごさは、映画を見てもらえばわかる。アメリカ帰りでノーベル賞にいちばん近い。小保方(晴子)さんのような役。すごいんです」と自慢。そんな生瀬に、仲村は「思いつきで芝居をやっている。テストの1回目と2回目が違う」と文句を言うと、生瀬も負けじと「毎回同じ芝居ができないだけなんだよ」と噛み付く。仲村は笑いながら「それが思いつきじゃないですか」と突っ込み、会場は大爆笑となった。

最後に、伊藤は「2008年からこの作品を愛してくださったみなさんをはじめ、見守り続けてくださったスタッフさん、キャストさん、全ての方に心から感謝したいです」と、万感の思いを込めた挨拶で舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/山崎伸子】

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