故ポール・ウォーカー、4人の俳優とCGIによって『ワイルド・スピード7』で甦る!
11月30日に友人の運転するポルシェで悲痛の死を遂げたポール・ウォーカーが、『ワイルド・スピード』第7弾となる『Fast and Furious 7(原題)』(全米15年4月10日公開)で、4人の俳優とCGIによって甦ることが明らかになった。
ポールが撮影半ばで亡くなったため同作の撮影は中断されていたが、その後監督や製作元が製作続行を発表。ポール扮するブライアン・オコナーは、引退という形で同作に出演すると言われていたが、正式には明らかになっていなかった。
しかし、この度ユニバーサル・ピクチャーズが、「同フランチャイズの世界的な成功を受け、ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーはシリーズ第7弾に復活します」と、正式に声明を発表。
具体的には、「すでにポールに体格がそっくりの4人の俳優を雇い、ポール扮するブライアン・オコナーのボディダブルを演じます。ポールの声や顔は、最新のCGI技術で復元されることになります」とニューヨーク・デイリー・ニュース紙が報じている。
この手法は、ラッセル・クロウ主演のアカデミー賞作品賞受賞作『グラディエーター』(00)で、心臓発作のため撮影途中で亡くなったベテラン俳優オリヴァー・リードを“復元”した時と同じ方法だという。
4人の俳優の中に、かねてから噂のあった実弟のコディが含まれているのかは明らかになっていないが、シリーズ第6弾『ワイルド・スピード EURO MISSION』(13)の興行成績は全世界で5億ドル(約510億円)を記録しており、ポールの遺作となるシリーズ第7弾はさらなるヒットが予想される。いまから公開が待ち遠しい。【NY在住/JUNKO】
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