『アナと雪の女王』が77億円突破で独走中!多方面からの支持がヒットの要因か

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『アナと雪の女王』が77億円突破で独走中!多方面からの支持がヒットの要因か

今週も首位の座をキープ、めでたくV4を獲得したディズニー・アニメーションの『アナと雪の女王』。公開24日間で動員635万人、興行収入77億円を突破し、驚異的なスピードで記録を伸ばしている。

国内興行でいうと、この数字は今年公開された洋画の中では断トツ1位で、興収85億円を超えるヒット作として記憶に新しい日本映画『永遠の0』に早くも肩を並べる勢い。また、海外でも大ヒットを記録しており、全世界興行収入はすでに10億ドルを突破。全世界興行収入アニメーション映画歴代No.1に輝いたほか、実写映画においても、同じディズニー映画の『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』(06)の記録を超えてトップテン入りを果たしている。

根強いファンが多いディズニーアニメとはいえ、なぜこれほどまでに本作が支持されるのか?その要因には、ディズニー初のWヒロインという設定や、初の女性監督による心に響くストーリー展開といった理由も挙げられるが、何といっても「Let It Go~ありのままで~」に代表されるミュージカルナンバーの認知度アップによる影響が大きい。サウンドトラックCDが洋楽部門、邦楽部門でトップ5入りを果たしているほか、iTunesのランキングでは、トップテンの中に6曲も『アナと雪の女王』関連曲がランクイン。これほどまでに洋画関連の楽曲がヒットチャートを賑わすことは珍しいだろう。さらに、本作の小説版が映画公開後には最下層からトップテンに浮上したほか、ディズニーのプリンセスドレスの販売においても本作のドレスが売り上げを伸ばすなど、各界から注目が集まっている点もポイントだ。映画ファン以外にも広く支持を集めたことで、今回の爆発的なヒットを生み出しているといえるだろう。

なお、今週は品川ヒロシ監督3作目の『サンブンノイチ』が8位に、さだまさし原作の同名短編小説を映画化した『サクラサク』が10位にそれぞれ初登場しているが、間もなくGW映画シーズンに突入。強力な対抗馬としては、GW恒例の「名探偵コナン」や「クレヨンしんちゃん」の劇場版などが控えているが、そんな中で『アナと雪の女王』は果たしてどこまで記録を伸ばすのか?その行方に注目したい。【トライワークス】

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