北川景子、教え子からの手紙に感激するも「やっぱり、私は泣かない!」とキッパリ宣言
人気テレビドラマの劇場版『悪夢ちゃん The 夢ovie』の初日舞台挨拶が5月3日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、北川景子、GACKT、木村真那月、小日向文世、Sexy Zoneのマリウス葉、佐藤隆太、佐久間紀佳監督が登壇。悪夢ちゃん役の木村から北川に向けて、サプライズで感謝の手紙が送られるという感動的な演出もあったが、北川は「嬉しいです。でもやっぱり、私は泣かない!」とサバサバとした一言。「ニュースに『舞台挨拶で涙』と絶対に書かれたくない!」と笑顔を見せて、会場を盛り上げた。
本作は、予知夢を見てしまう少女・悪夢ちゃんこと、結衣子(木村)と、彼女の見た悪夢を読み解くことのできる教師・彩未(北川)が、次々と巻き起こる事件を解決するという、摩訶不思議な学園ファンタジー。「二面性のある、腹黒い教師」というキャッチコピーを持つ彩未役を演じている北川は、「最近、本当にそうなんじゃないかって思われているけれど、本当にそうです!」と告白、会場の笑いを誘った。GACKTは「僕たちが会うのはこれで最後かと思うと、さびしい気持ちもある。家族のようになり、スタッフ一丸となって作り上げた作品。強い思い入れがあります」と映画の完成に感慨深い表情を見せていた。
黄色い歓声を浴びていたのが、マリウスだ。劇中ではキラキラとした王子様役に扮しているが、マリウスは「ファンの方によく、王子みたいって言われるんです」とニッコリ。GACKTから「それは自慢って言うんだよ!」と突っ込みを入れられたが、「いえいえ!自慢じゃないんです!」と慌てながらも、「それは事実です!」と天然コメントは止まらず、「お母さんが元宝塚ということもあって、僕は宝塚の大ファンで。宝塚といえば、王子様。僕に合っていると思います」と宣言。再びGACKTが「それは自慢だよ!」と激しく突っ込みを入れると、会場も大爆笑だった。
2012年のテレビ放送から2年弱の間、彩未先生としてクラスの子供達を見守ってきた北川。北川へのサプライズとして、木村から感謝の手紙が送られた。「大好きな彩未先生へ」と手紙を読み始めるや、涙があふれた木村。「最初は不安や緊張でドキドキしていました。彩未先生が優しく話しかけてくれたおかげで、心が和らぎました」と振り返りながら、「撮影を重ねるうちにお姉ちゃんみたいな親近感を感じた。クラス全員、彩未先生の生徒になれて嬉しかったです。本当にありがとうございました」と、一生懸命に感謝の言葉を伝えていた。
木村だけでなく、クラス全員からのメッセージカードも受け取った北川は「先生って、生徒たちに教えたり諭したりするだけでなく、実は私達がいろいろなことを教わっていた。これまで見守ってきて、みんなの成長がすごくまぶしいですし、やって良かったなと思います」と輝くような笑顔を見せていた。【取材・文/成田おり枝】