佐々木希、筋肉痛でも大奮闘!『呪怨』最新作の現場を激白

インタビュー

佐々木希、筋肉痛でも大奮闘!『呪怨』最新作の現場を激白

見目麗しい美少女が、恐怖におののき、絶叫する。それを見られるのがホラー映画の醍醐味。今回の標的は、佐々木希。出演したのは、ハリウッドリメイクもされた、最強のホラー映画シリーズ最新作『呪怨 終わりの始まり』(6月28日公開)だ。しかも彼女はとびきりの怖がり。佐々木希にインタビューし、ホラー映画に初参戦した感想を聞いた。

呪われた家に足を踏み入れたため、次から次へと恐ろしい惨事に見舞われる人々の姿を描く『呪怨』シリーズ。佐々木は、そのヒロイン、新任教師の結衣役を演じた。出演が決まった時は「誰もが知っている作品なので、素直にうれしいと思った反面、ホラーが苦手なので不安がありました。どういう現場になるんだろうと。『呪怨』はすごく怖いというイメージがありましたから」。

とにかくホラーが大の苦手だという佐々木。「『呪怨』の過去の作品は見ておらず、出演が決まった後も見なかったんです。いままでは、シリーズだと、参考資料として色々と見たりするのですが、今回は見られなかったです。言い訳に聞こえるかもしれませんが、本当に怖いんです。夜中に、ホラー映画のCMがやっているだけですごく怖いので(苦笑)。だから、完成した映画を見ても怖かったです!音楽が追加されている、流れを知っているのにびっくりしました」。

初めてのホラーの現場については、他の現場とは全く勝手が違ったと言う。「ずっと緊張していて、肩が上がったままなんです。ずっと驚いているし、息遣いが荒く、体が固まった状態が続いていたので、お腹が筋肉痛になりました。でも、現場ではみんなが仲良くて、すごく温かい雰囲気でした。子役の(小林)颯(カイ)くんもかわいかったですし」。

体を酷使した撮影だったそうだ。「色んなところにぶつけて、体が痛かったです。ホラー映画って体力を使うんだなあと。すごく大変でしたが、本番中は痛みを忘れるくらい集中できたので、その時は大丈夫でしたね」。

『ハンサム★スーツ』(08)で女優デビューをしてから、今年で6年目となる彼女。女優としての強みについて聞くと「すごく悩むところ」だと答えてくれた。「以前は女優業は、本当に避けたいと思っていたお仕事でした。私はモデルなのに、何でお芝居をやっているんだろうという気持ちがあったので…挑む姿勢が最悪すよね…。でも今は苦手だからこそ挑戦したいという思いに変わり、今でもすごく悩んだり、すごく落ち込んだりしますが、だからこそ、やりがいがあるのかなとも思うようになりました。」。

さらに、こう続ける。「失敗を恐れず、頑張る。失敗は絶対良いことにつながると思うので。『失敗は成功のもと』って、普通のことなんですが(笑)。だから、できることは何でもやった方が良いんじゃないかと思っています」。

今回も、初めてホラー映画の現場に飛び込み、体当たりの演技を魅せた女優・佐々木希。毎回、悩むそうだが、実はそれが自分を成長させるための一番の近道であることを、彼女自身がよく知っているのだろう。いまの活躍ぶりが、そのことを証明している。【取材・文/山崎伸子】

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