宮崎駿や高畑勲が『思い出のマーニー』の米林宏昌監督を絶賛!「ジジイが去った後、米林監督は、押しも押されぬジブリのエース」

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宮崎駿や高畑勲が『思い出のマーニー』の米林宏昌監督を絶賛!「ジジイが去った後、米林監督は、押しも押されぬジブリのエース」

スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』(7月19日公開)の完成披露記者会見が、7月2日に東京国際フォーラムで開催。声優を務めた高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、黒木瞳、主題歌「Fine On The Outside」を歌ったプリシラ・アーン、米林宏昌監督、西村義明プロデューサーが全員浴衣で登壇した。『借りぐらしのアリエッティ』(10)に続いて2作目を手掛けた米林監督は「製作が遅れて、たくさんの人に迷惑をかけながらも、無事作品ができ上がってほっとしてます」と安堵の表情を浮かべた。

ヒロイン・杏奈役の高月は「声優に初挑戦ということで、『大丈夫だよ。自信をもって』とジブリスタッフのみなさんに言われました」とスタッフに感謝した後、本作について「一生の誇りに思っています」と宣言。有村はマーニー役に決まった時「本当に信じられなかった」と喜びを語り、「私の宝物になる作品となりました」と手応えを口にした。

『かぐや姫の物語』(13)でもプロデューサーを務めた西村は、宮崎駿と高畑勲が、本作を見て「すごくほめてくれました」と発表。「宮崎さんは、ふた言。『本当に頑張った。(米林監督が)1+1=5の男ってことがわかった』と。高畑さんも長文のメールで、すごく良いことを言ってくれました。『作画も、美術も、それ以降の工程もさすがはジブリだと言われるものを作った。ジジイが去った後、米林監督は、押しも押されぬジブリのエースだともてはやされるであろう。それはやぶさかではないし、祝福したい』と」。

米林監督は、その高い評価を受けて「うれしいと思います。ありがとうございます!本当に励みになります。自信をもってキャンペーンをやっていきたい」と、喜びを語った。

『思い出のマーニー』は、イギリス人作家、ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を、舞台を北海道に移してアニメ映画化したファンタジー。海辺の村に住む夫婦に預けられた少女・杏奈(高月彩良)と、不思議な雰囲気を持つ同い年の少女マーニーとの交流が描かれる。【取材・文/山崎伸子】

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