エマ・ワトソンがトルコ副首相の「女性は笑うな」発言に抗議!
トルコのアルンチ副首相が、「女性は厳格で礼儀正しくあるべきで、公衆の場で声をあげて笑うべきではない」と発言し、大きな物議を醸している。これを受け、トルコの女性たちは、自分たちが笑っている写真をツイッターに投稿して抗議運動を行っているが、エマ・ワトソンがそれに加わり、街角で大笑いしている自分の写真をツイッターに投稿して話題を集めている。
アルンチ副首相は、イスラム教の断食月「ラマダン」の終わりを祝って行った演説の中で、トルコ人のモラルの低下を嘆き、「女性はハラーム(イスラム教で禁止されていること)とそうでないことの区別をつけるべきだ。女性は公衆の場で声をあげて笑うべきではない」と発言した。彼の発言はツイッターやフェイスブックで多くの女性たちに嘲笑され、大勢のトルコの女性たちが#direnkahkaha(彼を無視しろ)のハッシュタグで笑っている画像をネット投稿している。
エマもこのハッシュタグを使い、街角で大きく口を開けて笑い転げている自分の写真を投稿しており、ツイッターには画像へのリンクと共にアルンチ副首相の発言に関する記事へのリンクを張っている。
アルンチ副首相は、「作り笑いを浮かべている自分の写真を私に送って来る芸術家の方々がおられます。本物の笑いは心を和やかにさせますが、これらの笑いは作り笑いです」とコメントしたと英紙テレグラフが伝えている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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