イメージ通りor予想外?小栗旬、綾野剛らルパン一味の再現度は!?
モンキー・パンチ原作によるアニメを実写映画化した『ルパン三世』(8月30日公開)がいよいよお目見え!実写化が発表されてからというもの、巷では賛否両論(!?)を巻き起こしてきたが、やはり気になるのはキャスト陣の演技。小栗旬、玉山鉄二、綾野剛、黒木メイサ、浅野忠信のハマり具合はいかほどのものなのか…ちょっとだけご紹介!
ルパン三世を演じた小栗旬は、ルパンのスリムな体型を目指し、約8キロの減量に成功。縦に細長い、ひょろっとしたルパン像を再現してみせた。もちろんスタイルばかりでなく、泥棒なのに憎めない“愛嬌”もバッチリ。不二子にハメられ警察に捕まりそうになっても「あららら~」と、余裕の笑みを浮かべている表情には女心も盗まれる?また、撮影前にトレーニングを重ねたというだけあって、フットワークは軽くその動きは俊敏。敵から奪った山のような財宝の袋をぶら下げ、敵の攻撃をかわしながら、その場を颯爽と立ち去る姿は実にルパンらしいといえるだろう。
そんなルパンの相棒ガンマン・次元に扮しているのが玉山鉄二。顎ヒゲを伸ばし、常にタバコを吸うなど、武骨な雰囲気を醸し出す。トレードマークとも言える帽子を押さえるようにして銃を撃つ姿はアニメを彷彿とさせる。また、着物をさらりと着こなし、剣を振りまわしているのが、剣の達人・五ェ門役の綾野剛。影のある人物を演じることが多い綾野だけあって、口数が少なく、堅物な五ェ門役も意外(!?)としっくり。「またつまらぬものを斬ってしまった」というお決まりのセリフも必聴だ。
そして、ある意味、最もハードルが高い役柄と言えるのが、黒木メイサ演じる峰不二子。胸元がざっくり開いたドレスを着たり、お風呂シーンがあったりと、不二子ならではのサービスカットも満載。その一方で、容赦なく敵を倒すワイルドな姿も見せ、エロカッコ良さを発揮している。さらに、ルパンの宿敵である銭形幸一警部役の浅野忠信は、トレンチコートを身にまとい、アニメのイメージに近いドスの効いた声を披露。ルパンを執拗に逮捕しようとする迫力と、空回り気味のドジっぽさを、浅野がバランス良く演じているのが印象的だ。
アニメのイメージを踏襲しつつも、映画版ならではの楽しさがあるルパン一味。一筋縄ではいかないクセのある5人5様のキャラクターを、スクリーンでたしかめてみてはいかが?【トライワークス】