市川海老蔵、車が突っ込んだのは“お岩さんの呪い”!?柴咲コウは呪い回避で、海老蔵に感謝
「四谷怪談」を現代に甦らせたサスペンス・ホラー『喰女 クイメ』(8月23日公開)の完成披露試写会が8月20日に丸の内TOEIで開催され、市川海老蔵、柴咲コウ、中西美帆、根岸季衣、三池崇史監督が登壇。19日に自宅車庫に車が突っ込んできたことをブログで告白した海老蔵だが、「今日は東映さんが用意してくれた車で来ました」と報告。いまだ車庫から車を出せない様子だが、「逆に快適でした」と前向きな気持ちを見せていた。
本作は、「四谷怪談」の劇中の物語と、それを演じる女優と俳優との関係がオーバーラップしていく物語。この日は、劇場前の通路を一時的に封鎖して、打ち水を実施。涼やかに、映画のヒットを祈願した。
“お岩さん”の呪いの影響も心配されるが、海老蔵は「うちには車が突っ込んで来たんですが。各々、いろいろなことが起こっているらしい」と登壇者陣を見渡し、「結構、ゾッとしたな」とコメント。一方、柴咲は「呪いの影響はない。健全です」と明かし、「(海老蔵さんが)引き受けてくださったんですかね。ありがとうございます」と感謝を述べて、会場の笑いを誘っていた。
劇中では、数々の女性と浮き名を流す男性を演じている海老蔵。「女性は怖い?」との質問が飛ぶと、「あまり怖いと思ったことはない。もともとは優しいもので、問題はきっとこっちにある」と女性観を明かしていた。尽くす女を演じている柴咲は、「私は爆発型。こう見えて、言いたいことが言えないタイプで、それが溜まって数日後に爆発することがある」と、自分の中の“怖い部分”を告白。すると海老蔵も「女性は我慢して、半年くらい溜めることもあるでしょ。バチンとキレられるのは、すごく怖い!」と話し、会場の男性陣の共感を誘っていた。
映画を鑑賞した女性からのアンケートでは「海老蔵、最低」とのコメントもあったようで、海老蔵は「あれは、俺じゃないから」と役柄と自らの違いを強調。三池監督が「そうとしか見えない。ドキュメンタリーのようだった」と話すと、会場も大爆笑。海老蔵は「もう、やめますか。この映画!23日に公開されないかもしれません。『見たい』という声が上がれば、公開するかな」とお茶目に発言し、さらに会場を盛り上げていた。【取材・文/成田おり枝】