45秒ごとに1台の車が大破!?男性ホルモンむき出しのカーアクションにイーサン・ホークも興奮!
「ビフォア」シリーズのような恋愛映画から『トレーニング・デイ』(01)などのハードな人間ドラマまで、幅広いジャンルで活躍してきた俳優、イーサン・ホーク。いまや眉間にシワが入ったシブメン親父となった彼が本格カーアクションに挑んだ作品が、最新作『ゲッタウェイ スーパースネーク』(9月20日公開)だ。「この映画にワクワクするのは、本能に訴えるものがあるからなんだ」とホークが語る通り、男性ホルモン剥き出しで大暴走するドライビングシーンは圧巻!
本作は、ホーク演じる元プロレーサーのブレントが、突如妻を誘拐されてしまい、電話越しの犯人に脅迫されるというサスペンス仕立てのストーリー。脅迫に従うしかないブレントは、盗み出した高級アメ車“シェルビー・マスタングGT500スーパースネーク”で恐怖のドライブを実行させられてしまう。車内は常に犯人に監視されており「人々で賑わう公園を突っ切れ!」「4秒以内に警察をまけ!」など、次々と容赦のないムチャぶりが!さらに、車の持ち主と名乗る生意気な少女(セレーナ・ゴメス)も同乗するハメとなり、極限状態の絶叫ドライブが展開されていくのだ。
最高速度190キロを超えるスーパースネークが疾走し、BMWやオートバイなどのあらゆる車両が次から次にクラッシュする本作では、すべて本物の車を使用するというこだわりようで、CG無しの臨場感をとことん追求している。70台のカメラ、22人のスタントマン、130台もの車両を投入し、本編ではなんと平均して45秒に1台が大破するという前代未聞のカーアクション体験を作り出した。
「僕が好きな車は68年型シェルビー・マスタング・ファストバックなんだ」と、マスタングの大ファンであることから出演を快諾したホークは「金属がアスファルトとほんとにこすれ合って、きしむような音を立ててると感じるんだ。アドレナリンが沸き立つような感覚を味わえる」と、本作の醍醐味を力説。また撮影前には、役作りのために運転テクニックを仕込まれたようで「180度スピンとか、時速120マイルで走ることとか、ケガをせずに走り回ることとかを教えてもらった。こんなことを経験したのは初めてだ。首がもげるかと思ったよ」と興奮気味に振り返っている。
手に汗握るシチュエーションと男気溢れるガチンコカーアクションがハイテンションに混ざり合い、主演のイーサン・ホークをエキサイトさせた『ゲッタウェイ スーパースネーク』。男なら、黙って見るしかない!【Movie Walker】