岡田将生初の本格アクション映画、出演者が意気込みを語る!

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岡田将生初の本格アクション映画、出演者が意気込みを語る!

「MOMENT」、「真夜中の五分前」、「WILL」など数々の小説を発表し、幅広い世代から支持を得ている小説家・本多孝好が描いたアクション巨編「ストレイヤーズ・クロニクル」が完全実写映画化されることが決まった。

デビュー時から“生と死”を主題とした作品が多かった本多が、「今までとは違うものを書く」という言葉通り、生まれながらにして特殊能力をもった若者たちの心の動きや、スピード感のあるバトルシーン、さらには、挿絵を漫画家の田島昭宇が担当するなど、娯楽性を重視した作品となっている。

『桐島、部活やめるってよ』(12)で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した喜安浩平が脚本を担当し、『ヘブンズストーリー』(10)や『アントキノイノチ』(11)など、国内外から高く評価される瀬々敬久監督がソリッドな演出で描き出す。

キャスト陣には、若き実力派が集結。視覚、視神経、脳伝達速度が高度に発達し、視覚で得た情報のみですべての体術を駆使できる最強の男・昴に岡田将生が扮する。また、車イスでの生活を余儀なくされるも、最凶のウィルスとその抑制抗体を体内に併せ持つ、昴と敵対する学を染谷将太が、超聴覚力により昴や仲間たちを窮地から救う沙耶を成海璃子がそれぞれ演じる。

本作で本格アクションに初めてに挑む岡田は、「アクションに関しては時間がある限り練習させてもらって、現場で変わることにも一生懸命ついていきたいです。この作品は若者たちの疾走感があって、社会派のメッセージがあります。僕が演じる昴は葛藤しながらも前を向いて生きていこうとする演じがいのある役です」と語った。

これまでに特異な役を演じた経験が多い染谷は、「撮影初日に瀬々監督から『素っぽい感じでギリギリな感じでそこにいてほしい』と言われてかなりハードルが高いぞと思いました。俺がいかれてないといけないってことかなと思い、しびれました(笑)。かなり感情が不安定な役なんですが、自分の中では新しいチャレンジをしています」とコメントしている。

瀬々監督の作品に出たかったという成海は、「特殊能力を持った孤立した存在なので、仲間の絆がすごく深いなと脚本を読んで感じたので、そういう部分を意識しています。私は岡田さん演じる“昴にぃ”が大好きな役なので、それを自分に言い聞かせてやっています(笑)」と言う。

また、瀬々監督によれば「自分たちが生きている場所について不安を持っている、それでも生きていかなければならない。今を生きる上でとても大事なテーマが根底にある作品です。アクションにしても、お芝居にしても、それぞれが持っている感情を大事にしていきたいと思っています。大変な時代だろうけど若者が頑張って生きている感じをチャーミングに描きたい。岡田くんに関してはピュアで、誰も見たことのない岡田将生をここで見せる!というのがテーマです」とのことだ。15年に全国公開予定の本作。続報を待ちたい!【Movie Walker】

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