中条あやみ、初主演ホラー公開で感激の涙!声を震わせ「私が主演でいいのかなと思っていた」
大ヒットホラーゲームを実写映画化した『劇場版 零 ゼロ』の公開記念舞台挨拶が9月27日にTOHOシネマズ渋谷で開催され、中条あやみ、森川葵、小島藤子、美山加恋、山谷花純、浅香航大、中越典子、美保純、安里麻里監督、主題歌を担当するJAMOSAが登壇した。初主演の大役を果たした中条には安里監督から熱い手紙が送られ、中条が「たくさんの素敵な役者の方が関わっている中、新人の私が主演でいいのかなと思っていた」と涙ながらに胸の内を吐露。「みんなに支えられて良い思い出が出来ました」と声を絞り出すと、新人女優の門出に会場からも大きな拍手が上がった。
本作は、累計130万本を記録した同名ホラーゲームを原案に、小説家・大塚英志氏が書き下ろしたノベライズを映画化したもの。少女たちが学園で起こった“神隠し”の謎に迫るミステリーホラーだ。安里監督は、“卒業証書”として中条に手紙を送った。「とても恥ずかしがりやのあやみちゃんが、主演という大役に押しつぶされないか心配だった。撮影が始まると顔つきが変わり、とても強くなった」と安里監督が読み始めると、早くも涙があふれた中条。
続けて安里監督は「根性に驚かされた」と称え、「さみしいけれど、本日をもってアヤ役を卒業とさせていただきます。本当にお疲れ様でした」と労いの言葉。中条は「今日は笑顔で終わろうと思っていたのに、泣かされました」と大粒の涙を流していた。
また、劇中で“甘ロリ”のコスプレにトライしたのが中越で、「メンズの服が好きなので、私の趣味とは全く違う世界。台本を読んで度肝を抜かれた」と告白。「恥ずかしいと思っていたら、靴やアクセ、ウィッグをつけてみたらスイッチが入っちゃって!『楽しい!』ってルンルンしてしまった。独特な役が勉強にも、刺激になった」と嬉しそうな笑顔。
さらに「美少女たちと一緒にいられたので、幸せだった」と中越。美保は「女優も長くやっているので、だんだん丹波哲郎さんみたいになってくるんだなと。『ちょっと出てくる』みたいな感じになってくるんだなと思った」としみじみと話し、会場も大爆笑。「これだけレベルの高い彼女たちを見て、ああ、日本の映画界は良いなと思いました」と中越とうなずき合うなど、若い女優陣の健闘に感心しきりだった。【取材・文/成田おり枝】