“動物嫌い”の大泉洋、大型犬サプライズ登場への反応とは?「中におっさんが入っているはず」

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“動物嫌い”の大泉洋、大型犬サプライズ登場への反応とは?「中におっさんが入っているはず」

大泉洋が主演する映画『ぶどうのなみだ』(10月11日公開)の公開直前イベント「みんなで乾杯」試写会が9月30日にスペースFS汐留で開催され、大泉をはじめ、安藤裕子、三島有紀子監督が登壇。サプライズゲストには劇中に登場する大型犬のバベットが現れ、“動物嫌い”として知られる大泉と絶妙なやり取りを見せて会場を沸かせた。

本作は、2012年に公開された『しあわせのパン』のスタッフが集い、北海道・空知のワイナリーを舞台に繰り広げられる温かなヒューマン・ドラマ。「こう見えてもあまり動物が好きじゃないんです」という大泉だが、「彼はなぜか、いけるんです」とバベットにメロメロの様子。大泉の「お手」「おすわり」の言葉にも素直に応じるバベットを見て、「これ、中に人が入っているんじゃないかな。人っぽいんですよ。45歳くらいの小柄なおっさんなんだと思う」と話し、会場の爆笑を誘っていた。

映画について大泉は、「北海道の素晴らしい景色と、三島監督のこだわりのおいしいご飯、ワインが出てきます。すごくお腹の減る映画です」とアピール。ヒロインのエリカ役を、シンガーソングライターの安藤裕子が演じていることでも話題だが、安藤は「垣間みることのない、知ることのない、大泉洋のイケメン姿が見られます」とコメント。大泉が「知る機会だってあるから!」と突っ込むなど、息の合ったトークで会場を盛り上げた。

今回、大泉はストイックで寡黙な役を演じているとのことだが、「三島監督はすべてを美しく撮る。景色やお料理、ワインのつぎ方ひとつもこだわって撮るから、私の顔にもこだわってしまう。私の顔もきれいに撮りたいんです」と三島監督のこだわりに感服。お酒を飲んで顔がむくまないよう、「現場で走っていた」という大泉だが、その甲斐あって「僕史上、一番きれいに撮ってもらった作品。自己ベストは出したと言えます!」と胸を張り、会場から拍手を浴びていた。

最後には、安藤が「大人の持つホロ苦い気持ちを優しく包んでくれるような作品」、大泉が「ワインや食事風景とともに、恋愛要素の胸キュンシーンも盛り込まれている。多くの方に愛していただいて、最終的には北海道に遊びにきていただきたい」と北海道愛を叫び、大盛況の舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/成田おり枝】

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