吉永小百合、「この人となら一緒になれるかもしれない」と笑福亭鶴瓶に猛烈アプローチ!
吉永小百合が初めて企画も手掛けた主演作『ふしぎな岬の物語』の初日舞台挨拶が10月11日に丸の内TOEIで開催され、吉永をはじめ、竹内結子、春風亭昇太、笹野高史、笑福亭鶴瓶、成島出監督が登壇。吉永は「昨夜は胸苦しい気持ちで眠れなくて。自分に『大丈夫』と言い聞かせて来ました」と照れ笑い。満員の会場を見て「虹が出たような、ホッとした気持ちでおります」と初プロデュース作の門出に安堵の表情を見せた。
本作の原作は森沢明夫の小説で、小さなカフェに集う人々の交流を通して、人と人との絆を紡ぎ出すヒューマンドラマ。第38回モントリオール世界映画祭では、審査員特別賞グランプリ・エキュメニカル審査員賞の二冠を受賞している。成島監督が「映画はいかがでしたか?」と語りかけると、会場からも大きな拍手。成島監督は「涙が出ちゃいます。本当に嬉しいです」と感無量の面持ちだった。
吉永は、昨晩放送の鶴瓶司会のトーク番組「A-Studio」にゲストとして登場したことを振り返り、「鶴瓶さんのお人柄もあって、いつもよりいっぱいおしゃべりをしちゃって。この人となら一緒になれるかもしれないという予感がしている。次の映画で是非、どうでしょう」と鶴瓶との夫婦役としての再共演を希望。これには鶴瓶も「聞きましたか、皆さん?すごいな、これ」と大喜びだった。
この日、舞台公演のため欠席となったのが阿部寛だ。阿部からは会場に手紙が届けられた。竹内が「撮影中やモントリオールで、吉永さんの作品に向き合う姿からたくさんのことを学ばせていただきました。この映画で描かれている命のリレー。吉永さんの映画への思いをしっかりと受け止めました」と手紙を読み上げると、吉永は「胸にジーンときますね」とニッコリ。成島監督も「撮影していることが毎日幸せだった。こんな経験は初めて」と吉永が中心となって引っ張った作品の完成に感動していた。【取材・文/成田おり枝】