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池松壮亮、「この人どうなってもいいんだな」と宮沢りえの女優魂を絶賛!

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池松壮亮、「この人どうなってもいいんだな」と宮沢りえの女優魂を絶賛!

第27回東京国際映画祭コンペティション作品『紙の月』(11月15日公開)の舞台挨拶が、10月25日にTOHOシネマズ六本木で開催され、宮沢りえ、池松壮亮、吉田大八監督が登壇した。宮沢は「妥協せず携わった作品。自信をもってお届けしたい」と輝くような笑顔を見せた。

本作は、直木賞作家・角田光代の同名小説をもとに、平凡な主婦・梨花が、巨額の横領事件を引き起こすさまを描くヒューマン・サスペンス。破滅へと突き進んでいく女性を演じた宮沢は、「脚本を読んだときに、モデルが見当たらない女性だと思った。こんな危険な道に進む女は初めてだった」と印象を告白。演じられるか不安もあったというが、「手探りから始まって、最終的にものすごい熱を帯びた梨花という役ができ上がった」と新境地に自信をのぞかせていた。

池松は「撮影期間の1か月でりえさんの10パーセントもわかったつもりはないんですけど」と前置きし、「たくさんの女優さんに出会いますが、これだけ身も心も作品に身を捧げている人は初めて見た。この人、どうなってもいいんだなと思った」と宮沢の女優魂に感心しきり。宮沢はその言葉に照れ笑いを見せていた。

また吉田監督も「大きなものに立ち向かうときのダイナミックな表現と、ものすごく繊細な表現が同時に出てくる。奇跡が起きる実感をもちながら撮影できた」と宮沢の演技を絶賛。相手役を務めた池松にも「宮沢さんの新しい表情を引き出す役割として、自信をもってこの作品に彼を呼んだ。仕事をきっちりやってくれた」と惜しみない感謝の言葉を送っていた。【取材・文/成田おり枝】

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