『トイ・ストーリー4(原題)』の製作が決定!
おもちゃたちの冒険と友情を描き、世界中で愛されるキャラクターを生み出した『トイ・ストーリー』シリーズ。『トイ・ストーリー3』(10)は“完璧な完結編”といわれていたが、その続編『トイ・ストーリー4(原題)』の製作が決まったという大ニュースが飛び込んできた!
最新作の監督は、『トイ・ストーリー』(96)と『トイ・ストーリー2』(2000)でメガホンをとったジョン・ラセター。彼は、ディズニー・アニメーション最新作『ベイマックス』(12月20日公開)で製作総指揮を務めており、東京国際映画祭でのワールドプレミアのため、先日来日したばかり。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ及び、ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーとして両スタジオのすべての映画を監修するラセターは、先日の来日でも、日本文化に色濃く影響を受けた『ベイマックス』をふくめ、両スタジオの作品ラインナップ発表のプレゼンテーションを行っていた。
そんな彼が直々に監督を務め、アンドリュー・スタントン、ピート・ドクター、リー・アンクリッチといった『トイ・ストーリー』全作品に深く関わっているストーリー・テラーたちによって作りだされる『トイ・ストーリー4(原題)』では、ウッディ、バズ・ライトイヤーといった超人気キャラクターたちの新たな人生を描くことになるという。
『トイ・ストーリー3』のウッディとバズの物語はアンディとともに完璧なエンディングを迎えたため、当初、続編を製作する意思はまったくなかったというラセター監督。「しかし、アンドリュー、ピート、リーが新しいアイディアを持ち込んだことから、考えずにはいられなくなりました」とその製作理由を語る。そして「私たちはこのキャラクターたちが大好きであり、彼らはまるで家族のような存在です。ですから期待に応じられる、または過去の作品を上回る場合以外には、キャラクターを使いません。本当にワクワクしましたし、この映画を製作し、私自身が監督を務めたいと思ったのです」とはシリーズ最新作に強い自信をのぞかせた。
81分間の全編フルデジタル映像と“おもちゃの世界”という独創的な発想、そして完璧なストーリーの『トイ・ストーリー』で映画の歴史を塗り替えてから、来年で20年。昨年公開された『モンスターズ・ユニバーシティ』、15年7月18日(土)公開の『インサイド・ヘッド』など、進化し続けるディズニー、ピクサー・アニメーション。そんな彼らが原点に立ち返って製作する、全世界待望のシリーズ最新作『トイ・ストーリー4(原題)』は17年公開予定だ。【Movie Walker】