岡田将生、広末涼子に女装をほめられるも「目覚めてない!」
岡田将生、広末涼子共演の『想いのこし』(11月22日公開)の完成披露記者会見が、11月10日に六本木・EX シアターで開催された。岡田将生、広末涼子、松井愛莉、巨勢竜也、鹿賀丈史、平川雄一朗監督が登壇。主演の岡田は「最低のクズ野郎を演じました。やったことがない役でした」と、本作で新境地に挑んだと語った。
撮影裏話について岡田は「ウエディングドレス。あれはもう着たくない。似合っていると言われてもうれしくないし、似合ってないと言われても少し嫌だし」と恨み節。それを受けて広末は「意外と似合っていました。顔がはっきりしているから、女装が似合う」とほめると、平川監督は「ちょっとオカマっぽかった」と突っ込む。岡田は「全然、女装は趣味じゃないし。目覚めてないですから!」と反論。
また、最低野郎のガジロウ役について岡田は「やってる時は楽しかったです。広末さんに嫌われようと、必死にやっていました」と振り返る。広末は「岡田さんは繊細でピュアで柔らかい印象がありました。対照的なガジロウ役をやった時、思いの外、リアルにイラっとしたので、すごくお芝居が上手だなと思いました」と称えると、岡田は「申し訳なかったです」と恐縮。広末は「見ていて新鮮でした。岡田くんファンには必見です」とプッシュした。
本作で映画デビューをした松井は、あるシーンで「すごく監督に粘っていただいて、全力を出しきれた」と手応えを口にした。広末演じるユウコの息子役を演じた巨勢は「広末さんは、本当のお母さんみたいでした」と言うと、広末は満面の笑みを浮かべる。また、岡田については「頼れるお兄さんというか、僕の中では親友のような存在」と語ると、岡田は「そうか!良かった!」と喜んだ。
『想いのこし』の原作は、岡本貴也の「彼女との上手な別れ方」で、岡本は映画の脚本も手掛けた。女たらしでダメ男のガジロウ(岡田将生)が大金目当てに、この世を去った4人の人生最期の想いを届けようと奔走する。【取材・文/山崎伸子】